ふと自分を脇の下を触ったり見てみると、イボみたいなものができていたことはありませんか?
デリケートな部分な為、相談しにく「悪い病気ではないのか」と一人で悩みを抱え込んでいる人もいるはずです。
そこで、脇の下にできるイボの種類やイボができる原因、自分でできる対処法などを解説していきます。
脇の下にあるイボでお悩みであれば、ぜひ参考にしてください。
目次
脇の下にできやすいイボの種類
脇の下は皮膚が薄いのでデリケートな場所でイボができやすい特徴を持っています。
アクロコルドン
1mm程度の肌色や茶褐色をしたイボであれば、アクロコルドンの可能性が高いです。
老人性イボの一種でサイズが小さいのでシミや肌荒れと勘違いし、イボだと気が付かない人も多く放置しているうちに自然と治ることもあります。
正しい方法で対処すれば簡単に治るイボでもあるので、無理に取ろうとしないよう気を付けてください。
スキンダック
アクロコルドンが2㎜や3mmと大きくなったイボのことをスキンダックといい、肌から垂れ下がったような状態です。
軟性線維腫(なんせいせんいしゅ)
軟性線維腫は1cmから2cm程度のイボで皮膚と同じような色、または若干濃い色をしています。
たくさんできることはなく、単一のイボとなりますが、脇の下だけではなく首やまぶたなどにできる場合もあります。
懸垂性線維腫(けんすいせいせんいしゅ)
軟性線維腫を放置していると、さらに大きくなり懸垂性線維腫となります。
脇の下にイボができるので不安になるでしょうが、上記のようにのイボは複数あります。
大きいものであれば2cm程度のイボもありますが、放置をするとさらに症状が悪化する危険もあるので、早い段階で対処をしましょう。
イボが増えるならウイルス性の可能性
イボがあっても気にならなければ放置してしまう人もなかにはいるでしょうが、放置をして自然と治癒するもの、増えてしまうものがあります。
ヒトパピローマウイルスが傷口から侵入すれば、感染箇所が膨れてイボとなり、ふいに引っ掻いてしまうとウイルスが別の皮膚に広がるので、その部分に新しいイボができてしまいます。
イボができる原因とは?
なぜ、上記のようなイボができてしまうのか、その原因を解説していきます。
老化
どんな人であっても老化は止められません。
年齢を重ねると肌のターンオーバーが乱れてしまい、古い角質や老廃物の排出が正常にはいかなくなります。
紫外線
紫外線と聞くと日焼けのイメージがありますが、イボにも悪影響があります。
強い日差しにさらされるとイボができやすくなるケースもあるので、紫外線による刺激は避けるようにしましょう。
脇の下であれば日焼けをしないと考える人もいますが、肌が露出している服を着ている場合は紫外線が当たっている可能性もあります。
肥満
肥満だと脇の下に汗をかきやすくなり、蒸れやすくなれば老廃物の排出がうまくいかないので、イボができやすくなってしまうでしょう。
摩擦
下着やぴったりとした服を着ていると、脇の下に摩擦が生じて刺激を与えます。
イボができやすい環境は上記のように自分で作っているかもしれないですが、摩擦や紫外線、肥満は気を付けることで防げるので意識をして過ごすことが大切です。
自分でケアはできる?
イボができてしまった場合、すぐにでも対処したいと考える人もいるでしょうが、仕事で忙しい人や家事や育児で忙しい人であれば通うことも難しいでしょう。
糸を使って取る
イボの根元を糸で括ると、血液の流れが遮断されるので時間が経つとポロっと取れる場合もあります。
ただし、ばい菌が浸入して炎症を起こす危険もあるので、イボが取れた後にはしっかりと消毒するようにしましょう。
はさみで切る
強引な方法ですが、はさみを使ってイボを切る方法です。
痛みがあり血が出てばい菌が浸入するリスクもあり、無理にするとキズが残ってしまう可能性もあるので、おすすめしない方法です。
保湿をする
老化が原因であればターンオーバーを正常に戻すためにも保湿を行いましょう。
保湿はイボだけではなく黒ずみ予防にも効果的です。
保湿グッズは市販薬でも複数あるので、自分の肌に合ったものを使用しましょう。
市販薬を塗る
イボに特化した市販薬もあり、それらを使用するのは自分自身でケアをする方法の中では最も安全と言えます。
脇の下にできたイボは自分で対処することもできますが、はさみや糸を使った方法はリスクがあるのでおすすめはできません。
良性のイボでない可能性もあるので、時間を見つけて病院を受診することが一番安心と言えますが、病院ではどんな方法で治療していくのか見ていきましょう。
剪除法
病院でのイボの除去方法として最も一般的なのが剪除法で、はさみやメスなどを使用して根元から切り取りますが、局部麻酔をするので取り除く際には痛みを感じません。
術後に痛みが残ったり、イボが再発する可能性もあるので注意が必要です
保険適用なので手術費は抑えられるでしょう。
液体窒素治療
液体窒素を使ってイボを除去する方法で、痛みは強く1回では効果が出ないことが欠点です。
電気焼却
電気メスを使用してイボを焼き切ります。
痛みがあるので局部麻酔をして行いますが、自費診療となります。
傷跡が残らない点がメリットでしょう。
薬での治療
塗り薬や飲み薬を処方してイボを治していきます。
即効性はないのでイボが無くなるまで時間はかかりますが、痛みがないので安心でしょう。
レーザー治療
自費治療となりますが、局部麻酔をしての施術なので痛みはありません。
傷跡も残らないので露出の多い服を着ても安心でしょう。
脇の下にイボみたいなものができると最初は不安になるでしょうがイボと言っても大きさには違いがあり、原因も様々です。
自分でケアをすることも可能ですが、場合によってはリスクを負ってしまう危険性もあり注意が必要です。
良性ではなく悪性の可能性もあり、病院での治療でないと治せない場合もあるので「イボくらいなら大丈夫だろう」と軽く考えず、不安があれば病院に足を運び先生による診断を受けてください。