鏡を見ると肌のくすみを感じたり、毛穴が黒く詰まっていたりするのを発見して気分が落ち込むことがあります。
肌の黒ずみの主な原因は色素沈着や角栓の詰まりですが、ケアで改善できるのか不安に感じる方もいるでしょう。
今回は肌の黒ずみを取る方法についてご紹介します。
毎日のケア次第で美しい肌を取り戻せるので、しっかりとケアしていきましょう。
目次
肌が黒ずんでいる!?黒ずみの原因は?
「最近化粧をしても肌が綺麗にならない」、「毛穴が詰まっているように見える」など、肌の黒ずみを感じる瞬間があります。
しかし、同じ肌の黒ずみでも原因は異なる場合があります。
肌が黒ずんで見える場合、以下の原因が考えられます。
色素沈着
色素沈着とは、刺激によって過剰なメラニン色素が生成されてしまい、うまく排出できない場合に起こります。
加齢やストレス、紫外線やホルモンバランスの乱れ、摩擦や炎症などが刺激となり、メラニン色素が多く皮膚の奥で排出されてしまいます。正常な肌であれば肌に蓄積されることなく徐々に排出されていくのですが、ターンオーバーが乱れると肌に色素が沈着した状態になり、黒ずみの原因となるのです。
脇の下や膝、肘、デリケートゾーンなどが部分的に黒ずんでいる場合、色素沈着が原因と考えられます。
角栓の詰まり
肌が黒ずんで見える場合の原因として、角栓の詰まりも考えられます。
角栓とは、毛穴に詰まった汚れが酸化して黒くなった状態のことであり、落ちなかった汚れが蓄積されると角栓が詰まってしまうのです。
角栓の詰まりは、過剰な皮脂の分泌や落としきれなかったメイク汚れ、ターンオーバーの乱れや毛穴の開きによって起こります。
特に顔や脇の下など、皮脂の分泌が多い部分に見られます。
原因別の対策方法は?
肌の黒ずみの原因は、色素沈着と角栓の詰まりが主な原因だと分かりました。
しかし肌の黒ずみは同じでも、対処方法は異なります。
それぞれ合った対策を行い、肌を美しく整えていきましょう。
脇の下の場合は、衣類の摩擦やカミソリなどを使用したムダ毛の自己処理の刺激が原因であり、肘や膝は頬杖や膝を下についたりすることが刺激になります。
肌に刺激にならない衣類や下着を選び、脇のムダ毛の自己処理は皮膚が傷付かないようにカミソリや毛抜きの使用を止め、肌に優しい電気シェーバーを使用してください。
肘や膝などをついてしまう場合も同じように、刺激を与えない姿勢や衣類の素材を見直すと良いでしょう。
デリケートゾーンは下着の締め付けや擦れが原因で生じます。
摩擦や刺激によってメラニン色素が生成されてしまうため、色素沈着に関しては黒ずんでいる部分の摩擦を減らすようにしましょう。デリケートゾーンは締め付けの強い下着を避け、綿素材で柔らかいものがおすすめです。
さらに黒ずんでいる部分には、ターンオーバーを整える必要があります。
ターンオーバーを整えるために必要なのは保湿なので、しっかりと肌を保湿できるものを選んで使用しましょう。
敏感肌でなければ、美白クリームなどを使用すると肌の黒ずみ解消を促進できるのでおすすめです。
毛穴が詰まっているのを見ると、指で押したり無理矢理角栓を引き抜こうとしたりしがちですが、毛穴を直接刺激してしまうと肌を傷つけてしまったり、毛穴が余計に開いてしまったりします。
汚れを落とすために毛穴を開いてから汚れを取り除き、綺麗な毛穴になった状態できちんと引き締めましょう。
角栓の詰まりを取り除くには、いつもの方法にひと手間加えてみてください。
清潔なタオルを水で濡らし、電子レンジで30秒程度温めます。
触って気持ち良いくらいの温かさになったら、角栓が気になる部分に1分程度当てておきます。
その後、いつも通りの方法で洗ってみましょう。
毛穴が開いて汚れが落ちやすくなるだけでなく、血行も良くなるのでおすすめです。
頑固な肌の黒ずみは特別ケアで対策を!
肌の黒ずみを取る方法を試してみたが、イマイチ効果が実感できなかった場合や少しでも早く肌の黒ずみとサヨナラしたい場合は、特別なケアを実践してみましょう。
毛穴に浸透するビタミン類
毛穴の開きやターンオーバーの正常化を促進させてくれるビタミン類は、肌の黒ずみにも有効に働く成分です。
高濃度のビタミンAやE、ビタミンC誘導体などが配合されたスキンケア商品を使用すると、さらに美しい肌へと導いてくれます。
また肌にハリを与えながらコンディションを整え、毛穴を引き締める効果も期待できます。
気になる部分にビタミンが配合されたローションをパックして浸透させると、翌日から肌のトーンアップも夢ではありません。
炭酸パックでトーンアップ
炭酸パックには二酸化炭素が含まれているため、肌の上に乗せると肌を活性化させて角栓の詰まりを取り除き、血行促進効果でターンオーバーを正常に戻してくれます。
きめ細かな泡が肌の毛穴まで包み込み、肌のトーンアップも期待できるでしょう。
入浴中にも使用できるため、湯船に浸かりながら行ってみましょう。
他にも炭酸を使用した美容液などもあり、炭酸の力で肌の表面を柔らかくして浸透性を高めるものもあります。
お好みの炭酸パックで肌のトーンアップをしてみましょう。
角質を柔らかくして角栓除去を目指す
温かいパックで毛穴を開いて除去する方法もありますが、頑固な角栓は完全に除去できない場合もあるでしょう。
角質そのものを柔らかくして角栓を除去するためには、油脂クレンジングを使って肌の黒ずみを取ってみましょう。
油脂クレンジングは、油脂で出来ているクレンジングオイルを用いた方法で、入浴の際に肌に乗せて塗っていくだけです。
頑固な角栓には、20分程度置いても構いません。
角栓の成分である固まった皮脂と角質を油脂オイルが溶かし、油脂に含まれた角質柔軟作用によって軟化してくれます。
力を入れる必要もないので、肌に優しく手間もかけずに除去できます。
スクラブケアで肌の黒ずみを取る
こするという意味で用いられるスクラブケアは、細かい粒子が配合されたスキンケアで肌に摩擦を加えて汚れや角質を除去する方法です。
脇の下など体の黒ずみを取る方法として、ボディースクラブもおすすめです。
古い角質を取りながら肌を滑らかに仕上げてくれるため、肌全体のトーンアップも期待できます。
肌をこするスクラブは、摩擦によって黒ずみを招いてしまうと思われがちですが、ミネラルソルトや細かい粒子を配合しているため、肌に残った古い角質を柔らかくしてから除去します。
そのため、力を入れることがなく過剰な刺激にならないため、肌全体が滑らかで艶やかに変わります。
スペシャルケアとして取り入れてみましょう。
肌の黒ずみは色素沈着や角栓の詰まりによって起こり、対策を取らないままだと肌がどんどん黒ずんでしまいます。
今回紹介した肌の黒ずみを取る方法を実践し、肌本来の持っている美しさを引き出してみましょう。
自分に合った方法から実践してみましょう。