脇の黒ずみを化粧水で解消できる?
そんなウワサを耳にしました。
いつもは隠れているけれど、露出をすると目につきやすい脇。
あなたは自信をもってノースリーブが着れますか?
ブツブツや色素沈着による黒ずみで悩まされてはいませんか?
この記事では、脇の黒ずみに化粧水が効果的であるのか、脇の黒ずみの原因をおさらいしつつ、まとめていきます。
目次
脇の黒ずみを引き起こす原因
脇の黒ずみは、大きく2つの原因によってできてしまいます。
・皮脂汚れ・古い角質などの毛穴づまり
脇の皮膚は、手で触れてもわかるようにとても薄くてデリケート。
そして、皮膚はちょっとした刺激を受けることで、自己防衛本能を働かせます。
皮膚の自己防衛本能の一つがメラニン色素の生成と沈着。
物理的な外部刺激を感じた脇の皮膚は、メラニン色素を作り出し、皮膚の表面に古い角質となって停滞するようになります。
脇は日ごろからのムダ毛処理だけでなく、紫外線や衣類による摩擦、脇汗による乾燥など、ダメージを受けやすい部位。
そのため、メラニンが作り出され、脇の皮膚を守ろうと脇が黒ずんでしまいがちなのです。
また、汗をよくかく部位であることから、皮脂汚れも毛穴に詰まりやすくなりますし、汗の蒸発とともに、皮膚の大切な水分も奪われるため乾燥もしやすくなっています。
女性においては、妊娠を機に脇が黒ずむという人も少なくありません。
妊娠すると女性ホルモンの働きが活発になり、メラニンを刺激するのが原因です。
妊娠中、産後まで続く脇の黒ずみですが、この場合はある程度の期間を過ぎれば自然に改善していくのがほとんど。
妊娠によって脇が黒ずんだという場合には、過度の心配はいりません。
注意しておくべき脇の黒ずみを作る生活習慣とは
1.脇のムダ毛処理
脇の黒ずみの原因の中でも代表的なのが、ムダ毛処理。
問題なのは、間違いだらけの自己処理です。
カミソリや毛抜きで自己処理を行っているという人は要注意。
ムダ毛の自己処理後の皮膚は大きなダメージを受けている状態なので、きちんと冷却し、保湿ケアをすることが重要です。
特に、毛抜きの使用はおすすめしません。
毛抜きでの自己処理は、直後は綺麗に仕上がったように見えますが、毛穴の中はトラブルだらけ。
埋没毛や、一つの毛穴から2本ムダ毛が生えるようになるなど、デメリットばかりですから避けておくようにしてください。
また、毛穴の内部の皮膚がめくれて表面に出てしまうことで、脇全体が鳥肌のようになってしまうこともあるので要注意です。
カミソリでの自己処理をする場合は、何度もカミソリを往復させず、毛の流れにそって使用すること、そして、必ずシェービングフォームなどを使用することが重要です。
使用するカミソリも、なるべく刃が新しく、清潔なものであることが理想的です。
2.制汗剤の多用
脇汗を気にするあまり、制汗剤を多用してしまっている人は要注意。
制汗剤は細かな粒子によって、汗の出る汗腺をふさぐことで汗を止める働きがあります。
そのため、制汗剤の粒子がそのまま毛穴に詰まってしまうことも。
さらに皮脂や汚れとまざり、酸化してしまうと、黒ずんだブツブツの原因になります。
3.サイズの合わない衣類
脇への刺激やダメージは、ムダ毛の自己処理だけではありません。
普段から何気なく動いているだけでも、脇には相当の摩擦が起きています。
小さい下着やサイズの合わない衣類は、さらに脇の皮膚への摩擦を強くしてしまう原因に。
摩擦を受けた脇の皮膚は、さっそくメラニン色素を生成してしまいますから、脇の締め付けの少ない衣類選びも重要です。
4.食生活
脇の黒ずみに悩んでいるのなら、食生活を見直しておく必要もあります。
黒ずみ予防にも効果的である、ビタミンCやビタミンEは積極的に摂取するようにしましょう。
ビタミンCはメラニン生成を抑制する効果があり、コラーゲンを作り出す力もあるといわれています。
脇の皮膚も顔と同じ。
ビタミンは肌の特効薬なのです。
5.睡眠
脇の黒ずみを解消したいなら、皮膚のターンオーバーを促すしかありません。
様々な脇の黒ずみケア用品がありますが、ほとんどが直接的に黒ずみを解消するのではなく、私たちの皮膚が本来持つ力、ターンオーバーと呼ばれる肌の生まれ変わりを促すことを目的としています。
ターンオーバーもまた、睡眠中に分泌される成長ホルモンによって促される新陳代謝のUPがカギになります。
良質な睡眠をしっかりとることで、成長ホルモンが正常に分泌され、脇の皮膚のターンオーバーも正常化に導く可能性があります。
十分な睡眠は美しい肌づくりには欠かせないのです。
化粧水で脇の黒ずみをケアするならどんな成分が必要?
脇の黒ずみができる原因を簡単にまとめてきましたが、思い当たる原因はありましたか?
次に、化粧水で脇の黒ずみが解消できるのかについてまとめてみたいと思います。
まずは、脇の黒ずみを解消するために、化粧水に含まれていてほしい成分について紹介しましょう。
1.ハイドロキノン
シミ治療などでもおなじみのハイドロキノン。
メラニン色素を作りだす酵素であるチロシナーゼを抑制する効果があると言われています。
ハイドロキノンは刺激性も強く、濃度が高いものは皮膚科でのみ入手することが可能です。
一般的に販売されている化粧水に、ハイドロキノンが配合されているとしても、その量はごくわずか。
肌の漂白剤とまで言われるほどの強さを持つため、脇の黒ずみ解消にも一役買ってほしいところですが、自己判断で使用するのは難しいかもしれません。
2.ビタミンC誘導体
ビタミンC誘導体は、ビタミンCをより皮膚に浸透しやすくしたものです。
多くの化粧水に使用されていますね。
このビタミンC誘導体は、皮膚へ吸収されると、酵素反応によってビタミンCへと変化します。
メラニンの生成を抑制するだけでなく、メラニンによる色素沈着を防ぐ効果も期待できるので、脇の黒ずみ解消には大きな期待が持てます。
注意したい点は、ビタミンC誘導体を塗ると皮膚が乾燥しやすくなるということ。
ビタミンC誘導体が配合されている化粧水は、必ずしっかりとした保湿成分も配合されているものを選ぶようにしましょう。
3.トレチノイン酸
トレチノイン酸は、皮膚の奥底にあるメラニン色素を排出し、皮膚の新陳代謝を促す効果が期待できます。
簡単にいえば、ピーリングのような効果が期待できます。
ただし、皮膚トラブルを起こす可能性もあるため、こちらも自己判断で使用するのは難しいです。
4.ルミキシルペプチド
ルミキシルペプチドもメラニン色素を作り出す酵素、チロシナーゼを抑制する効果が期待できます。
ルミキシルペプチドは天然由来のアミノ酸ですから、肌へのダメージも少なく、脇の黒ずみ解消にも大きな期待が持てます。
最近では、美白効果もハイドロキノンの17倍であるともいわれており、美容の世界で注目されています。
5.ヒアルロン酸
化粧水にも多く使用されているヒアルロン酸は、私たちの体の中にも存在するものです。
保水力の高さでも知られており、皮膚の水分キープやハリ、潤いをもたらす成分として大人気です。
脇の皮膚のターンオーバーを正常化するためにも、しっかりとした保湿成分は配合されていてほしいもの。
最近では、皮膚に浸透しやすいナノ化された成分もありますので、化粧水の成分欄をチェックしてみてください。
化粧水で脇の黒ずみは解消できる?
美白効果があり、しっかりと保湿効果もある化粧水なら、ある程度脇の黒ずみ解消を促すことはできるかもしれません。
しかしながら、結論からいえば、脇の黒ずみ解消にはちょっと物足りない・・・
というのがホントのところです。
脇は雑菌繁殖しやすい
脇は前述したように、汗をかきやすい部位ですから、当然雑菌繁殖もしやすくなっています。
そのため、顔用の化粧水には殺菌作用などがありませんから、十分に成分の効果を発揮することもできなくなります。
簡単に美白、保湿ケアを、という場合には、化粧水のケアでも十分かもしれませんが、既に脇の黒ずみができている場合には、化粧水ケアではなかなか効果を感じることはできないと思います。
また、化粧水を塗りっぱなしでは意味がありません。
必ず化粧水の後に、クリームなどの油分で蓋をするように意識しましょう。
脇には脇専用のクリームを
すでにできている脇の黒ずみには、脇専用のクリームを使用するのがベストです。
脇専用に開発されているクリームであれば、
・殺菌作用
・美白効果
・保湿効果
・メラニン色素の排出
・デオドラント効果
なども考えられて作られているため、このケアだけで制汗剤いらずになることも可能です。
医薬部外品でしっかり黒ずみケアを
もっともおすすめな脇専用クリームは、医薬部外品のアットベリーです。
医薬部外品とは、厚生労働省が効果を認めた成分が配合されている製品である、ということの証です。
研究されつくした成分は、まさに化粧水にも美容液にも劣らないラインナップ。
そして、しっかりとデオドラント効果もありますから、ブツブツ毛穴の原因ともなる制汗剤は使用しなくてOK。
実際に、当サイトスタッフの脇の黒ずみは2カ月ほどでここまで解消しました。
化粧水を塗っていた過去もあるそうですが、脇専用の医薬部外品を使用して、初めて効果を感じたそうです。
手持ちの化粧水で脇の黒ずみを解消できればうれしいもの。
配合されている成分によっては、化粧水でのケアでも十分な方もいるかもしれません。
ひととおり、お手持ちの化粧水でケアしてみても、効果が感じられないという場合には、一度医薬部外品を手にとってみてはいかがでしょうか?