脇の黒ずみに有効な方法はいくつもありますが、有名なものとしてレモンが効果的だと言われています。
レモンにはビタミンCが豊富に含まれていますが、レモンの成分は本当に脇の黒ずみに効果的なのでしょうか?
今回は、脇の黒ずみとレモンの関係についてご紹介します。
目次
脇の黒ずみの原因を知ろう
脇の黒ずみなら何でもレモンで解消できると思うかもしれませんが、まず脇の黒ずみの原因から知っておくことが大切です。
脇の黒ずみの原因は、主に以下の項目が挙げられます。
色素沈着
脇の黒ずみの原因で最も多いのが色素沈着によるものです。
カミソリや毛抜きなどを使用したムダ毛の自己処理や、衣類との擦れによって肌に刺激が加わり、色素沈着が起こってしまいます。
過剰な肌の刺激によって肌を守るメラニンが過剰に生成され、脇の黒ずみにつながってしまうのです。
毛穴の詰まり
皮脂が多く分泌される脇の下は、毎日洗っていても皮脂が詰まりやすい部分です。
詰まった皮脂が酸化すると黒いぶつぶつが増えて、脇の下が黒ずんでいるように見えてしまいます。
しかし、毛穴に詰まった角質を毛抜きなどで押し出してしまうと、さらに肌を傷付ける原因となり、黒ずみが増えてしまう恐れがあります。
乾燥
ムダ毛の処理後、脇の下は特に乾燥しやすい状態です。
しかし汗をかく場所だからとそのままにしていると、肌のキメが乱れてバリア機能が失われます。
乾燥してバリア機能が薄れた肌は刺激に対して敏感になり、外部からの刺激から肌を守ろうと皮膚を厚くします。
皮膚が厚くなるとターンオーバーもうまくいかず、結果的に脇の黒ずみが目立つようになるでしょう。
過剰なケア
黒ずみを解消しようとケアしていたにも関わらず、黒ずみが増えてしまった場合、ケア方法が間違っているか、過剰なケアになっていた可能性があります。
脇の汚れを綺麗に落とそうと必死に擦ってしまったり、気にするあまり常に触っていたりしていませんか?
ケアのつもりが刺激になっている可能性もあるということを知っておきましょう。
肌のターンオーバーの乱れ
肌には一定のターンオーバーがありますが、
生活習慣の乱れやストレスなどによって乱れてしまうと、肌に古い角質が残った状態となります。
古い角質が溜まりやすくなってしまうと、肌の黒ずみも残ったままになってしまうのです。
脇の黒ずみにレモンが効果的!?その理由とは?
脇の黒ずみには様々な原因がありますが、脇の黒ずみを作らせないためには過剰な刺激を与えないことと汚れを蓄積させないことが大切です。
そして、定期的に顔などと同じように特別なケアを行うようにしましょう。
脇の黒ずみが気になる場合、黒ずみが解消できる美白ケアと保湿、炎症を起こさないようにすることがポイントになります。
では、なぜ脇の黒ずみにはレモンが効果的と言われているのでしょうか?
ビタミンCで美肌やアンチエイジング効果
レモンに含まれているビタミンCは、抗酸化ビタミンの代表的な存在です。
紫外線やストレスによって消費されてしまうビタミンCを補うことで、コラーゲンの生成促進やメラニン色素の還元効果が期待され、美白へと導いてくれます。
また、ビタミンCにはシワやたるみ予防の効果も期待されているので積極的に取りたい成分です。
クエン酸で冷え解消
レモンに含まれているクエン酸には、代謝を向上させる効果も期待されています。
そのため、クエン酸の摂取によって代謝が良くなり肌にも透明感が生まれるのです。
食物繊維で体内からキレイに
食物繊維を豊富に含んだレモンは、腸内環境改善にも役立ちます。
腸内環境の改善によって、便秘の解消につながるだけでなくデトックス効果も感じられるでしょう。
腸内環境を整えることは、肌を健康に美しく保つことににもつながり、脇の黒ずみ改善効果を促進してくれます。
レモンを使用した黒ずみケアの方法は?
レモンに含まれるビタミンCやクエン酸には、様々な効果が期待できることが分かりました。
これはレモンを摂取した場合に期待できる効果ですが、レモンを使用して脇の黒ずみに直接アプローチすることも可能です。
どのような方法で黒ずみケアを行うと良いのでしょうか?
輪切りのレモンでパック
綺麗に洗ったレモンの輪切りを、黒ずみが気になる部分に貼っていきます。
10分程度経過したら洗い流しましょう。
レモンの絞り汁を活用
綺麗に洗ったレモンの搾り汁を清潔なコットンに含ませます。
脇の黒ずみが気になる部分が隠れるように貼り、15分程度そのままにします。
時間が来たら、丁寧に洗い流しましょう。
レモン+重層
黒ずみだけでなく、ざらつきのある肌を綺麗にしてくれるのがレモンと重層の組み合わせです。
作り方は掃除用ではなく、美容用の重層にレモン果汁を加えてペースト状にします。
脇の黒ずみに塗って15分程度そのままにしたら、丁寧に洗い流してから保湿をしましょう。
レモン+はちみつ
角質除去効果に加えて、はちみつが持つ毛穴を開かせる働きで毛穴の汚れを綺麗に落とします。
まず半分に切ったレモンにはみちつと砂糖を混ぜたものを塗り、毛穴の汚れが気になる部分をマッサージします。
マッサージ後は洗い流すと、肌がしっとりとしてくるでしょう。
レモン+豆乳ローション
美肌効果が期待できる豆乳にレモンを加えることで、高い美白効果が期待できます。
まずレモン果汁を搾っておきます。
次に弱火で温めた豆乳が60℃程度になったら、最初に絞ったレモン果汁を加えて混ぜます。
豆乳とレモン果汁が分離してかたまりができたら火を止めて、消毒用のエタノールを加えます。
ふきんやキッチンペーパーを使用して中身を濾し、粗熱が取れたらボトルに移し替えましょう。
保存期間は冷蔵庫で2ヶ月以内なので、使用できる量だけ作ってみてください。
レモン+オイル
蒸留水にレモン果汁数滴とエッセンシャルオイルを混ぜて、普段使用する化粧水と同じように使用しましょう。
簡単に作れるだけでなく、コスパも良いので贅沢に使っても良いでしょう。
レモン+ヨーグルト
ヨーグルトの上澄みのホエイは、毛穴の黒ずみ解消に効果的と言われています。
ヨーグルトにレモン果汁を加えると分離して多くのホエイが出てくるので、ホエイのみを取り出し、コットンに含ませます。
パックするのと同じように15分程度起き、洗ったら保湿をしっかりと行いましょう。
脇の黒ずみ対策にレモンを使用する際の注意点
脇の黒ずみにはレモンは効果を発揮しますが、黒ずみや肌のタイプによっては逆効果になってしまう恐れがあります。
身近な存在で手軽に使用できるレモンですが、レモンにはソラレンという成分が含まれていて、紫外線の吸収を良くしてしまう効果も持ち合わせています。
肌の内側で紫外線の吸収率を高まってしまうため、使用することで色素沈着がより深刻になってしまう可能性が高いです。
脇の黒ずみを悪化させる場合もあるので、脇の黒ずみが色素沈着によって起こっている場合や外出する予定がある場合は控えた方が良いでしょう。
また、レモンには多くのクエン酸が含まれているため、脇の下に傷がある場合や肌の弱い方は刺激になってしまいます。
痛みやヒリヒリする場合は、時間内であってもすぐに中止して洗い流しましょう。
脇の黒ずみにレモンが良いと知っても、誰もが同じ方法を試せるとは限りません。
自分に合った方法で脇の黒ずみを解消してみましょう。
今回は脇の黒ずみ対策に効果的な、レモンについてご紹介しました。
レモンには美肌やアンチエイジングだけでなく、体内から美しくする効果が期待できますが、レモンを使用した脇の黒ずみ対策を行う場合、黒ずみの原因によってはトラブルを起こす場合があります。
身近なレモンを使用するのは手軽ですが、脇の黒ずみに特化した製品もあるので、肌トラブルが心配な方は専用の脇の黒ずみ対策アイテムを使用してみましょう。