オロナインといえば、鼻の毛穴の黒ずみが取れる「オロナインパック」がとっても有名になりましたが、脇の黒ずみにも効果があるという口コミも多く目にします。
オロナインを塗って黒ずみが治るならこんな楽なことはありません。
今回は我が家でも万能薬として愛されるオロナインと脇の黒ずみについて調べてみようと思います!
ちょっとしたニキビや吹き出物にも効果はバツグン。
毛穴パックのやり方ももう一度おさらいしておいてほしいわね。
目次
オロナインは脇やデリケートゾーンの黒ずみに効果がある?
しかも使い方は、黒ずみが気になる部分にオロナインを塗るだけ、というもの。
もしかして、オロナインの効能を勘違いしている女子が多いのかもしれないわ!
オロナイン軟膏の成分は、
◎ 有効成分(1g中)
クロルヘキシジングルコン酸塩液(20%):10mg
◎ 添加物
ラウロマクロゴール ポリソルベート80 硫酸Al/K マクロゴール グリセリン オリブ油 ステアリルアルコール サラシミツロウ ワセリン 自己乳化型ステアリン酸グリセリル 香料 精製水
※ステロイドは入っていません。引用:http://www.otsuka.co.jp/ohn/
効果も高いから微量のステロイドは入っているのかと思い込んでいたわ。
ステロイドは含まれていないのね。
難しい成分が並んでいますが、そもそもオロナイン軟膏の効能は、
ひび・あかぎれ・しもやけに
きりきず・すりきずに
にきびに
かるいやけどに
水虫に 引用:http://www.otsuka.co.jp/ohn/
このように、皮膚の疾患や外傷治療薬として使用されるもの。
つまりオロナインには、黒ずんだ皮膚を美白する美白効果などはないのです。
では、なぜオロナインが脇の黒ずみやデリケートゾーンの黒ずみに効果があるといわれているのでしょうか?
私はこう考えます。
脇の黒ずみの「ムダ毛処理による炎症」には効果的
脇の黒ずみの原因には、皮膚の乾燥、摩擦、紫外線、毛穴の皮脂詰まり、そしてムダ毛処理による肌へのダメージがあげられます。
オロナインを塗って効果がでるかもしれない「脇の黒ずみ」はムダ毛処理による肌の炎症、の場合にかぎると思います。
皮膚の乾燥や摩擦防止にもオロナインが一役買うこともあるかもしれませんが、皮脂詰まりなどはおそらく悪化してしまうでしょう。
やみくもにオロナインを塗るのは危険かもしれません。
しかし、ムダ毛処理によって例えばカミソリなどで肌が傷つくことにより、脇が黒ずんでしまった場合には、「きりきず・すりきず」に効果のあるオロナインは効果的だと考えられます。
毛抜きを使用していても同じだわ。
カミソリを使用すると、目には見えていなくても皮膚には小さな傷がついてしまうものです。
傷ができることにより、皮膚が自ら身を守ろうとして角質を厚くし、メラニンを生成することで黒ずみはできます。
そのため、オロナインによって肌の小さな傷を修復し、肌を正常な状態へともっていくことで黒ずみが緩和することがあるかもしれない、ということです。
それ以外の脇の黒ずみには、オロナインがかえって逆効果になることもあるということを覚えておきましょう。
コスメとして活用できると安易に思い込むのも注意が必要ね!
美白効果のないオロナインを塗り続けていても、肌が白くなることはないでしょう。
それでもオロナインは万能?
ここで、一世を風靡したといっても過言ではない「毛穴の黒ずみ」に効果を発揮する「オロナインパック」の基本のやり方をご紹介します。
やり方は、とても簡単。
その後はしっかりと保湿ケアを行い、開いた毛穴を引き締めるべく、しっかりとクールダウンすること。
これだけで、鼻の毛穴に詰まった皮脂汚れが綺麗になると、ネットでは沢山の口コミが見られるようになりました。
上級者の方法としては、オロナインを塗布した後にラップするとか、市販のシート状の鼻パックにオロナインを合わせるなどのアレンジも。
私もやったことがあるけれど、大きな皮脂が詰まっていた毛穴がクレーターになった過去があるの。
脇の黒ずみと同様、毛穴の黒ずみも安易なケアは命取りよ!
とても人気を誇ったオロナインパックでしたが、一方では毛穴開きの原因になり、余計に小鼻がイチゴ状になってしまう、などという意見も多くでるように・・・。
そしてオロナインの殺菌作用によって、私たちの顔に存在する「常在菌」までもが死んでしまうため、お肌によくないという意見もあります。
一時的に大ブームとはなったものの、最近ではあまり聞かなくなりましたね・・・。
オロナインの毛穴の黒ずみパックは、一件効果がありますが決して継続的に行えるようなスキンケアではありません。
公式サイトでも伝えられているように、使用方法はきちんと把握して使用することが重要です。
水溶きオロナイン
鼻の小鼻の黒ずみケアと並んで有名だったのが、「水溶きオロナイン」。
有名な美容家である佐伯チズさんが紹介したのをきっかけに、こちらも大人気になりました。
しばらくしたら洗い流して、水溶きオロナインパックは終了。
これは簡単だからすぐ試せるわね。
でも落とし穴はないのかしら・・・
これだけで、洗顔後の肌の質感がガラリと変わると口コミサイトでも大人気のホームコスメケアとなりました。
コスパもよく、手軽に作ることができるのも水溶きオロナインがブームになった理由の1つと考えられます。
実際に、水溶きオロナインを私も何度か試しています。
私は生理前は顔の真ん中から下の部分、あご回りがとても乾燥してしまいます。
夏であってもこまかく皮がむけてしまうことも。
そんなときには水溶きオロナインを塗るとたちまちお肌がしっとりするので重宝しています。
オロナインは上でも書いたように殺菌作用が強いので、毎日の使用はNG。
でもニキビや乾燥などの肌トラブルの救世主としては、水溶きオロナインは効果を発揮してくれます。
ただし、オロナインを混ぜる、ということから作り置きはすすめられないこと、塗った後は紫外線にあたると日焼けがしやすくなってしまうなど、デメリットも。
いずれにしても必ず自己責任で行うようにしましょう。
やはりオロナインは用法や用量をきちんと守って使うべきよ。
脇の黒ずみにオロナインは結局いいのか、まとめ
結論をいえば、脇の黒ずみというよりも「脇のムダ毛処理」でおきた肌トラブルには効果的、というのがオロナインの実態です。
ムダ毛処理では、小さな傷だけでなく、毛嚢炎やニキビのような吹出物ができることもあります。
そして埋没毛が炎症を起こして腫れてしまうことも・・・。
これらの場合には、オロナインを塗ることで肌の状態をよくすることができるかもしれません。
一部では、オロナインがワキガ対策にも効果的という話もあるようですが、これも微妙なところですね。
たしかに抗菌作用が高いため、ニオイケアに適さないとは言い切れません。
でも、脇の黒ずみやワキガ対策をするのなら、専用のアイテムを使用したほうがずっと近道だと思います。
脇の黒ずみはオロナインでは治せない
脇の黒ずみは、オロナインで治すことは難しいです。
黒ずみケア専用に製造されている美白効果・抗炎症作用のあるクリームでのケアが最適。
この写真は、私の実際の写真です。
左側の写真の脇の黒ずみ、とっても酷いのがわかるかと思います。
こうなったのは長年のカミソリでのムダ毛処理が原因です。
オロナインを塗ってケアすることもあるほど、ダメージも多く受けていました。
この脇の黒ずみを治すのに活躍したのが医薬部外品のアットベリーです。
オロナインと異なるのは、しっかりと美白成分が配合されているということ。
雑菌が繁殖しやすい脇も効果的にケアできるように抗炎症成分もしっかり含まれています。
アットベリーは、さらさらのジェル状なのでとても塗りやすいのも特徴です。
嬉しいことにデオドラント効果も高いので、脇のニオイケアもこれひとつでOK。
脇汗対策に使用する制汗剤も脇の黒ずみの原因になりがちなので、使用しないことで黒ずみ予防にもなります。
脇の黒ずみは、しっかりと2ヵ月は継続してケアしていかないと、治すことができません。
オロナインなどによる保湿でも、ある程度肌のターンオーバーを正常化させる助けにはなるかもしれませんが、脇の皮膚は特徴的であることも忘れないでください。
脇の皮膚は薄くてとてもデリケートである上に、汗をかきやすくムレやすいという複雑な環境にあります。
黒ずんでしまった皮膚をきちんとターンオーバーさせ、脇の黒ずみを治すには専用クリームでないと対処できないのが実際のところです。
そしてターンオーバーが起こる2カ月間は最低でもしっかりと塗り続けるようにしましょう。
ターンオーバーは28日周期と言われていますが、これは健康的な若い肌の場合です。
年齢を重ねていたり、肌が極度に乾燥している場合には周期はどんどん長くなります。
脇の黒ずみはすでにダメージをうけ乾燥し、古い角質が蓄積している状態ですから、どうしても長期的なケアが必要なのです。
脇の黒ずみにオロナイン、黒ずみはオロナインで治るというのは都市伝説的なものであるとしかいえません。
もしも脇の黒ずみに悩んでいるのなら、口コミ人気も高いアットベリーがおすすめ。
オロナインはオロナインの用途を守って使用しましょう。
脇の黒ずみは、黒ずみを治す目的で作られた製品を使用してケアしていきましょうね。
オロナインのような「都市伝説的」脇の黒ずみ解消方法についてもまとめていますので、チェックしてみてください。
いずれも、保湿効果や脇の黒ずみ予防ケアとしては使用できますが、根本的に脇の黒ずみを治すまでのパワーはありませんでした。