あたたかくなってくると、肌を露出する機会が増えてきますよね。
冬の季節は対して気にせず、服に隠れて気にならなかった脇の下が、よく見ると以前より黒くなっているなんてことはありませんか?
それはもしかしたら、「色素沈着」かも。
脇の下の黒ずみを治すには、どうしたら良いのでしょうか?
目次
脇の下が黒ずむ原因とは?
脇の下がいつの間にか黒ずんでいたという場合、メラニン色素の影響が大きいと考えられます。
日光に直接当たっていないのに、なぜメラニン色素の影響で脇の下が黒ずんでしまうのでしょうか?
実は脇の下にはメラニンが蓄積されやすい原因が隠されています。
メラニン色素は蓄積されると肌にシミを作ってしまう原因となりますが、それ以外にも脇の下に黒ずみを発生させる原因にもなっています。
メラニン生成のメカニズム
②メラノサイトからメラニン生成の指令が届き、どんどんとメラニンが生成されて肌を守ろうと働く
③メラニンが刺激を受けないように、表皮細胞のバリアとなる
④肌から外的刺激を守る
メラニン色素は紫外線や刺激などから肌を守ろうとして、メラニンという物質を生成し、外的刺激から肌を守る働きをします。
外的刺激が強くなればなるほど、過剰にメラニンが生成されてしまうのですが、これらは肌のターンオーバーによって排出されていきます。
そのため、本来であれはターンオーバーに合わせて徐々に黒ずみも解消されていきますが、メカニズムがうまくいかず、ずっと同じ場所に刺激を与え続けることによって部分的に色素が沈着した状態になってしまうということです。
それが結果的に黒ずみとし肌に残ってしまうのです。
脇の下の黒ずみの原因となる外的刺激とその対策法は?
脇の下の黒ずみの原因になる外的刺激とは、どのようなことが考えられるのでしょうか?
・乾燥
・毛穴の詰まり、開き
・過剰な刺激
・ホルモンバランスの乱れ
・間違ったケア方法
・制汗スプレー
普段生活している中で脇の下は紫外線に当たりにくい場所なので、紫外線によるメラニン色素の影響は考えにくいのですが、皮膚が薄い場所なのでこれらのことも外的刺激として考えられます。
普段はあまり気にしたことがないかもしれませんが、脇の下はムダ毛処理の際のカミソリや毛抜きでも大きな負担がかかります。
特にムダ毛処理の際に水で濡らしてカミソリを使っている場合、肌に大きな負担をかけている可能性が高いです。
カミソリは定期的に交換して切れやすい状態を保ち、使用する際はせっけんや専用のソープで滑りやすいようにしましょう。
そして使用後は必ず保湿しましょう。
脇の下は皮脂の分泌が多くあり、毛穴詰まりや毛穴開きが起こりやすい部分でもあります。
清潔に保つことや綺麗に洗うことを心掛けていても、毛穴が詰まりやすくなり、詰まった毛穴はだんだんと酸化していき、黒ずんでいるように見えてしまいます。
定期的にケアを行うことをおすすめします。
しかし、これらのケアも気にしすぎる余り、過剰になってしまうと毛穴の黒ずみを解消するのではなくもっと悪化させる可能性があります。
ケアは1週間に1~2回程度にしましょう。
また、脇の下は過度なケアや締め付けの強い服装や下着などを外的刺激と捉えて、メラニン色素を生成する可能性があります。
脇の下に負担をかけていないか、もう一度考えてみましょう。
制汗スプレーも頻繁に使用すると毛穴詰まりや刺激になるので、使用回数を見直すと良いでしょう。
脇の下は些細なことが刺激になってしまう部分なので、普段の生活の中で刺激になっていないかを考えて、それと同時に最近の生活リズムが正しかったかも見直してみると良いでしょう。
脇の下の刺激になるムダ毛処理はどうすればいい?
脇の下はとてもデリケートな部分であり、黒ずみができてしまうと治るまでには時間がかかってきます。
直接脇の下を触るムダ毛処理は、方法を間違ってしまうと黒ずみを解消できなくなるため丁寧な処理が必要です。
黒ずみに気を付けながら処理する方法はあるのでしょうか?
まず、脇の下の黒ずみができてしまった場合、改善と同時に予防も大切なります。
原因を意識しながら黒ずみ対策を行っていきましょう。
特に日常的に行う脇の下のムダ毛処理は最も負担が大きくなります。
カミソリや毛抜き、ピーリングやワックスなどの脱毛方法がありますが、カミソリでは金属の刃が当たり続けることで肌に負担がかかります。
毛抜きの場合は毛穴広がりや皮膚も一緒に摘んでしまうことがあり、それが刺激になります。
ピーリングやワックスも回数によっては肌に刺激となってしまいますので、脇の下の皮膚はとてもデリケートであることを忘れないようにしましょう。
もし、自己処理で脇の下に気遣ってもなかなか黒ずみが解消できない場合は、美容外科や脱毛サロンで肌に適した脇の下の処理を行ってみてください。
どのサロンやどの脱毛方法であっても、脇の下へのダメージはゼロではありません。
また保険適用にならずに実費の場合もあるので、最初はカウンセリングに行き自分に合った方法を見つける所から始めてみましょう。
自宅でお手軽!脇の下の黒ずみ解消法とは?
脇の下の黒ずみ対策として、今日からできる方法があります。
どれも簡単に出来る方法なので試してみましょう。
電気シェーバーに変える
脇の下のムダ毛処理はカミソリで行っている方も多いかと思いますが、カミソリによる処理は根元の部分が残りがちです。
それを毛抜きで抜くのは肌を傷つけるだけでなく、毛穴を広げる行為にもなるのでおすすめできません。
しかし、専用の電気シェーバーに変えると剃り残しが少なく、滑らかに仕上げられるでしょう。
また肌を傷付けにくいので、肌への負担軽減にもつながります。
クレンジングを行う
オイルクレンジングには、皮脂を綺麗に落とす効果があります。
皮脂が多く分泌する脇の下をクレンジングで洗うと、毛穴まで綺麗にできるでしょう。
ピーリング前にクレンジングで毛穴を綺麗にしておくと、クレンジングの効果も高まるでしょう。
また、ピーリングは酸化した毛穴詰まりには重曹、ピーリング効果を高めたいならクエン酸など、脇の下の黒ずみの種類によって分けるとより効果的です。
脇の下専用クリームを使用する
脇の下が既に黒ずんでいる場合は、保湿やクレンジングだけでは十分な効果が期待できない可能性があります。
そのため、脇の下専用のクリームを使って集中的にケアしてあげると良いでしょう。
主にハイドロキノンやプラセンタ、トラネキサム酸やビタミンC誘導体などが配合され、脇の下の黒ずみに直接アプローチしていき、コラーゲンの生成や美白効果、保湿効果や皮脂を抑える効果が期待されています。
自宅でもこれらの方法でセルフケアすると、脇の下の黒ずみを治せる可能性が高くなるでしょう。
普段見えにくい部分だからといってお手入れを怠ってしまうと、いざという時に見られると恥ずかしい部分になってしまいます。
普段から綺麗にしておこうと気を付けていれば、半袖やノースリーブでも堂々と過ごせるでしょう。
そのためには、日頃から脇の下が黒ずむメカニズムを知っておき、対策を取るように心掛けましょう。
また、脇の下専用のクリームを使ってケアするのも重要でしょう。