毛が太く量も多い脇は、カミソリを使った自己処理だと剃った跡が目立ちやすい部分です。
さらに、繰り返し脱毛を続けると肌が次第に荒れ、乾燥でガサガサになったり、傷ができたり、肌が黒ずむなどの影響も出てきます。
毛抜きで抜けば毛穴を広げる原因になるほか、埋没毛もできやすくなるでしょう。
ツルツルで綺麗な脇を実現するには、医療脱毛がおすすめです。
そこで今回は、医療脱毛をおすすめする理由や効果を感じるまでの回数、施術を受けるにあたっての注意点をご紹介しましょう。
目次
脇の永久脱毛をするなら医療脱毛が良い
脇の医療脱毛を受ける最大のメリットは永久脱毛の効果を受けられる点です。
自己処理だと毛の一部を除毛するだけなので、発毛の根源を取り除くわけではありません。
そのため、毛が再生するサイクルを経て、再び処理が必要です。
しかし、医療脱毛なら毛乳頭や毛母細胞、発毛因子(バルジ領域)に刺激を与え、発毛を抑制する働きがあります。
ムダ毛が生えてこなければ自己処理の手間が省け、カミソリや毛抜きで肌を痛めずツルツルの維持が可能です。
永久脱毛の定義について
医療脱毛を受ければ脇だけではなく、腕や足、背中、お腹、VIOなど全身の永久脱毛が可能です。
永久脱毛を聞くと無毛状態をイメージするかもしれませんが、実は一定の定義があります。
日本には明確な定義がなくアメリカの電気脱毛協会によるものですが、最後の脱毛を行い1か月後、毛の再生率が20%以下の条件を永久脱毛と定めています。
つまり、80%ほど毛が減った状態であれば、全くの無毛状態でなくても永久脱毛と位置づけられるわけです。
なぜ100%でないのかと言うと、それは医療脱毛が毛のサイクルに合わせて行われているからです。
医療脱毛で使うレーザーは成長期の毛にしか作用しません。
また、毛1本1本が同じ周期というわけではなく多少のズレが生じているため、1回の照射では処理できない毛もあるのです。
この理由から医療脱毛は何度も受ける必要があり、また100%無毛の状態は現実的に難しいと言えます。
サロンで受けられる脱毛は光脱毛に分類され、永久効果には該当しません。
医療脱毛は細胞を壊すほどの医療があり、これは医療従事者にしか行えない施術です。
一方、サロンは毛の発毛を抑制する働きのある光で、毛を減らしたり、細くしたりする働きがあります。
永久脱毛効果はないものの、価格がリーズナブルな点と低刺激という理由から人気があります。
一部では医療脱毛と似た効果のあるニードル脱毛を扱うサロンもありますが、時間がかかる上に施術可能な人が少ない、料金が高めといったデメリットも多いです。
最近は医療脱毛の料金は比較的にリーズナブルになっています。
医師がカウンセリングや施術、アフターケアがあるなど安全性も高く安心です。
痛みが少ないレーザー脱毛器の登場や麻酔での無痛脱毛の対応も可能なので、痛みへの配慮も万端です。
さらに脱毛効果が高く、広範囲照射が可能な機種もあるので、素早く脱毛を完了させられるので、早く終わらせたい方にも医療脱毛は最適です。
医療脱毛で脇がツルツルに感じるまでの回数目安
脇の医療脱毛を行うにあたり、どのくらいの回数が必要なのでしょうか?
毛の太さや量などは一人ひとり異なるため、脱毛効果の実感には個人差があります。
そのため、ここからは一般的に効果を感じられる回数をご紹介しましょう。
~レーザー脱毛器のタイプごとの回数目安~
◆単発式(ショット式)
高出力のレーザーを毛根に向けてダイレクトに照射する一般的な医療脱毛です。
メラニン色素に反応して熱が発生するため、照射の瞬間にパチンと痛みを感じることがあります。
冷却機能を搭載しており肌を冷やしながら照射するので、施術中ずっと痛みが続くという心配はありません。
毛根に直接作用するため、1回の照射から毛が少し減ったと実感する人もいます。
◆蓄熱式
比較的低温のレーザーを照射し、毛の発毛因子となるバルジ領域に熱を溜めてじっくりと破壊するタイプです。
人肌に近い温度なので傷みがほとんどないので、痛みに弱い方も安心でしょう。
また、メラニン色素に反応するわけではないので、肌色が黒めの人や色素沈着が見られる人、毛の色素が薄い人も脱毛効果を得られる点もメリットです。
毛根へダイレクトに刺激する方法でないため、すぐに毛は抜けず、3回目の照射で効果を実感する人が多いです。
レーザー脱毛器のタイプで実感するまでの回数に差がありますが、施術完了までの回数に大きな誤差はほとんどありません。
早い段階から効果を感じたいのなら単発式、痛いのは避けたい場合は蓄熱式という風に、自分が希望する脱毛器を使っているクリニックを選びましょう。
~脇脱毛の効果を感じられる回数~
ごく普通の毛量であれば、自己処理がほとんど不要になるまでの回数は平均5回です。
そして、完全にツルツルな状態になるまでは平均8回となっています。
毛量が多い人は自己処理がほとんど不要になるまでは、回数が増えて平均7回です。
終了までの回数も増え、平均10回が目安です。
実感までの回数はあくまでも目安であり、人によって満足度は異なります。
終了回数前にやめる人もいれば、終了後に回数を追加して行う人もいるので、最終的には自分の判断となります。
脇の医療脱毛を受ける時の注意点
脇は脱毛デビューの定番であり、脱毛クリニックでは初回限定のお得プランを用意しているケースが多いです。
そんな脇の医療脱毛を効率よく安全に行うためにも、いくつか注意点を覚えておきましょう。
脱毛前にシェービングをする
脱毛クリニックでは、事前に毛をシェイバーやカミソリで整えておくようにお願いするケースが多いです。
その理由は、毛が長いと肌にしっかりレーザーは照射されず、脱毛効果の半減や照射洩れの原因となるからです。
クリニックによっては有料または無料でシェービングを行っているところもありますが、なるべく前日までに整えておきましょう。
毛抜きで抜かない
抜け落ちていない毛が気になる人もいると思いますが、抜いてしまわないように注意してください。
毛抜きでムダ毛を抜いてしまうとその毛の毛周期が乱れてしまい、脱毛効率を逆に下げる恐れがあります。
抜くのを我慢して次の照射を待つようにしましょう。
定期的に通うこと
脇毛の毛周期は3~5ヶ月で次のサイクルへ移るとされています。
そのため、早くても2~3ヶ月に1回のペースで施術を受け、自己処理が不要なぐらいになったら通うペースを4ヶ月に1回と間隔を空けていくのが一般的です。
しかし、通うペースが不定期すぎると毛周期に合わせて脱毛ができず、効率が下がってしまいます。
スケジュールが定まってないタイミングで脱毛の予定を入れるのは難しいものですが、予定がある程度定まったら適切な間隔で受けられるように早めに予約を取りましょう。
痛みや肌トラブルは事前に相談
敏感な人はレーザーの照射に痛みを感じます。
あまりに痛い場合は出力を下げなければならず、それも脱毛効率を下げる原因の1つです。
早く脇をツルツルにしたい方は、医師に相談し麻酔をしてもらうと安心です。
また、日焼けや肌荒れを起こしている状態だとレーザー照射できない場合があります。
肌の調子が悪い時も医師に相談し、出力を弱めて行うか中断するか適切に判断してもらいましょう。
効率を下げないためにも、脱毛中は肌のケアに徹底することも大事です。
医療脱毛を受ければ、ツルツルで綺麗な脇が手に入ります。
永久脱毛効果により自己処理が必要になくなるので、脇のボツボツやザラザラ感などの肌トラブルの解消にもなります。
ご紹介した注意点を念頭に入れ、ぜひ医療脱毛でツルツルの脇にしてみましょう。