毎年、夏が近くなると脇の黒ずみに悩む女性が一気に増えます!
そして、間近に控えた予定を前に、脇の黒ずみを消したい!と焦ってしまうんですよね。
脇の黒ずみに気が付いてしまうと、ノースリーブは着られないし水着もハードルが高すぎる。
好きな洋服を着るのにも制限がかかり、せっかくの夏を楽しむことも難しくなってしまいます。
最近ではスクラブがとても人気で「脇の黒ずみにも試してみた」という女性が増えているようですが、これは本当に正しいケアなの?
スクラブにはいいところもある反面、使う前にちょっと気を付けておいてほしい注意点も。
自己流ケアで脇の黒ずみを悪化させないためにも、正しいスクラブの使い方について知っておきましょう。
目次
脇の黒ずみ対策をピックアップ!
脇の黒ずみは、主に古い角質や皮脂汚れなどによるもの、メラニンによる色素沈着、そしてムダ毛の自己処理が原因となって起こる埋没毛や毛穴トラブルが原因です。
人気のスクラブで脇の黒ずみはケアできますが、実は逆効果になるケースも。
実は、スクラブで脇の黒ずみ解消が期待できるのは、「古い角質や皮脂汚れ」が原因となってできた脇の黒ずみだけなんです。
以下の記事でも紹介している自宅でできる重曹パックもいわばスクラブ同様のくくり。
気になる方はチェックしてみてください。
一般的なスクラブは、自作の重曹パックと比較しても肌への刺激性が強くコストもかかります。
万が一、メラニンによる色素沈着の脇の黒ずみや、ムダ毛処理が原因となった脇の黒ずみにスクラブを使用すると、かえって症状が悪化してしまうことになります。
スクラブの刺激によって、肌がメラニンを生成しだせばさらに脇は黒ずむことに。
まずは自分の脇の黒ずみの原因をしっかりと見極めてからスクラブを使用するようにしましょう。
スクラブに期待できる効果とは
スクラブは、細かな粒子が集まってできており、この粒子と皮膚の表面に摩擦を起こすことで、古くなった角質や皮脂汚れを剥がす効果が期待できます。
健康な肌は、自分の力で生まれ変わっており、ある一定の期間で古くなった角質は垢となって剥がれおちるようになっています。
これを肌のターンオーバーと呼び、スクラブは乱れたターンオーバーにより蓄積した古い角質を剥がすことで、脇の黒ずみ(古い角質・皮脂汚れによるもの)を解消します。
いわば、ターンオーバーを促すために力で古い角質をそぎ落としていくようなイメージです。
スクラブは脇には強すぎる?
重曹パックよりも刺激性の強いスクラブ。
ヒザや踵などのかたい皮膚をケアするためには、とても向いています。
しかし、脇の皮膚は薄くてとてもデリケート。
スクラブは脇の皮膚には少し強すぎると考えておくようにしましょう。
どうしても、古い角質の除去をしたい!という場合には市販のスクラブよりも重曹パックがおすすめ。
そして毎日行うのではなく、多くても一週間に1回と過度な負担を脇の皮膚にかけないように注意しましょう。
ピーリングとスクラブはどう違う?
古い角質除去といえば、ピーリングもとても人気となっています。
スクラブもピーリングも古い角質除去ができる、とされていますが、その違いは何なのでしょうか?
スクラブは上でも紹介したように、細かな粒子で皮膚に摩擦を起こすことで、古い角質を剥がしています。
ピーリングは、剥がすのではなく、古くなった角質を溶かすことで、古い角質除去をしています。
スクラブよりもピーリングの方が、摩擦や刺激が少なく、やさしく古い角質除去ができるのはピーリングである、ということになります。
脇の黒ずみの大きな原因は3つ。
古い角質除去にばかり目を向けてケアしていたら、色素沈着で脇全体が真っ黒に!なんてことになっては元も子もありません。
脇の黒ずみの原因もしっかりチェックしておきましょう。
そして、スクラブは状態に合わせて上手く取り入れていくようにしましょう。
脇の黒ずみの3大原因とは
それでは、脇の黒ずみの3つの原因について詳しくみていきましょう。
1:メラニンによる色素沈着
シミの元としても知られるメラニン。
メラニンは刺激やダメージを感じ取ると、体内で作られ皮膚を黒ずませる色素です。
もともとは自己防衛本能からできる色素沈着であり、本来は古い角質を溜め込み、かたく、厚くすることでさらなる外部刺激から肌自身を守る、という重要な役割を持っています。
しかしながら、目でみるとやはり黒ずみは美しくありません。
そのため黒ずみを落とそうとスクラブやピーリングをしてみる女性は後を絶たないわけですが、これは本当に逆効果。
そもそもメラニン色素は肌の奥底にあるメラノサイトに信号が送られることで作り出されます。
そして表面に蓄積したメラニン色素は「外部刺激から肌自身を守っている」わけですから、ピーリングやスクラブなどでさらに刺激を加えることは逆効果でしかないのです。
メラニン色素による脇の黒ずみは、皮膚科やクリニックなどでレーザー治療をうけたり、美白成分が配合された専用のクリームでケアすることが重要です。
2:ムダ毛の自己処理(埋没毛・毛穴トラブルなど)
埋没毛とは、本来皮膚表面にでてきて成長するはずのムダ毛が、皮膚の中で成長してしまうものです。
埋没毛や毛穴トラブルになりやすいのは、毛抜きで脇のムダ毛を抜いている人。
毛抜きで脇のムダ毛を抜くと、一瞬は綺麗になったように感じますが、毛穴の中でムダ毛がちぎれていたり、引き抜く力で毛母細胞が分裂して2本3本とムダ毛が生えてしまったりと、いいこは何もありません。
また、カミソリで剃っているという人も、埋没毛や毛穴トラブルを起こしやすいです。
カミソリで剃ることで、目に見えないような小さな傷がつき、毛穴にダメージが加われば毛穴がかさぶたで閉じられてしまうことも。
毛穴が塞がれてしまうことで、ムダ毛は思うように皮膚上にまで出てこられなくなり、皮膚の中で成長してしまいます。
埋没毛になるとカミソリでムダ毛処理をしても、脇に黒い点々が残ってしまうことにも。
また、埋もれたムダ毛を引き抜こうとさらに毛抜きを使用すれば、毛嚢炎や炎症などを起こす原因にもなります。
これは色素沈着型の脇の黒ずみにも言えることですが、脇の黒ずみやトラブル解消には、「いかに刺激を与えない方法で脇のムダ毛処理をするか」が大きなポイントになってきます。
3:古い角質や皮脂汚れ
古い角質が剥がれたものや皮脂などが、毛穴に詰まって酸化すると、黒ずんでかたくなり「角栓(かくせん)」となってしまいます。
脇は汗をかきやすい部位でもあり、皮脂分泌も盛んな部位です。
その上皮膚が薄く、密閉されやすい構造であることから、皮脂や汚れも溜まりやすくなってしまいます。
3つの脇の黒ずみの原因のなかでスクラブが効果的なのは、このタイプのみ。
古い角質や皮脂汚れが気になる人は、スクラブやピーリングを試す価値があります。
脇の黒ずみのタイプ別最適なケア方法とは
それではそれぞれに最も適したケア方法も紹介していきましょう。
自分の脇の黒ずみをしっかり見極めてからケアを初めてください。
1:色素沈着型
色素沈着を起こしてしまっている場合、まずは長期的なケアが必要になることを覚えておきましょう。
ケアとしては、脇の黒ずみ専用に開発された専用クリームでのケアが最適です。
またクリーム選びには、厚生労働省が効果のある成分が配合されていることを認めている製品、つまり「医薬部外品」を選ぶようにしましょう。
脇の黒ずみクリームといえばコレ!
医薬部外品であるアットベリーは、脇の黒ずみクリームとしてとても人気のある製品。
著名人にも愛用され、メディアでの露出も多いので、見たことがある人も多いでしょう。
クリームといってものびのよいゲル状なので、とても塗りやすく、二の腕のぶつぶつ毛穴やデリケートゾーンの黒ずみにも使用できます。
もちろん、黒ずみが気になるヒザ、ヒジ、くるぶしなどにも使用可能。
圧倒的なコストパフォーマンスの良さも人気の秘密です。
また、脇の黒ずみの原因として制汗剤の多用も注意が必要なのですが、アットベリーはデオドラント効果もあるので、塗るだけで制汗剤を使用しなくてすみます。
朝晩2回塗り続ければ、2カ月ほどでこんなに変化が。
しっかりと保湿しながらメラニン生成も抑えていくことで、脇の黒ずんだ皮膚のターンオーバーも促されるのです。
美容液タイプならコレ!
いま注目されているのが、医薬部外品のスウィープホワイト。
エアレスのポンプタイプで衛生面も◎。
そしてトラネキサム酸配合なので、美白コスメのような風合いです。
他にも、医薬部外品ならではの成分が沢山凝縮されていますから、成分重視の方におすすめです。
2:埋没毛・毛穴トラブル型
埋没毛や毛穴トラブルの脇の黒ずみに悩んでいる場合はすぐにムダ毛処理の方法を変えるのが先決です。
最もおすすめな方法は脇脱毛をしてしまうこと。
最近ではカミソリ1本買うくらいの金額で、脇脱毛を完了することができます。
脇脱毛はしばらく通うことになるわけですが、通っていく度に自己処理の頻度が少なくなり、脇のトラブルも解消されていきます。
ブツブツ毛穴や埋没毛が目立ってしまう場合、それ以上自分でケアしながら綺麗な脇に戻すのは至難の業です。
そして、脱毛に通いつつも、色素沈着による脇の黒ずみ同様、専用のクリームなどでケアしていくことをおすすめします。
3:古い角質や皮脂汚れ型
スクラブやピーリングの効果が唯一期待できる古い角質や皮脂汚れ型の脇の黒ずみ。
しかし、市販のスクラブやピーリングは避け、重曹パックをした方がダメージが少なくてすみます。
市販のスクラブやピーリングは、体の他の部位に使用しましょう。
そして、たとえば重曹パックを行えば、すぐに効果があるかないかわかるものです。
変化がないからと繰り返して行うのはやめましょう。
その場合は、角質や皮脂が原因でない可能性もありますから、メラニン色素の沈着を疑いつつ、ムダ毛処理の方法も見直していきましょう。
いずれにしてもスクラブやピーリング、重曹パックはスペシャルケアとして考えておきましょう。
何度も繰り返しやらないように気を付けてください。
まとめ
スクラブを脇の黒ずみケアに使ったけれど、効果がなかった、という声は多いものです。
この記事に辿りついたあなたも、もしかしたらスクラブが間違いだった?とうすうす感じていたのでは?
脇の皮膚はあなたが思うよりもとてもデリケート。
日々の習慣や、ムダ毛処理、深く言えばホルモンバランスまで影響しているともいわれています。
脇の黒ずみひとつでも、目指すところは規則正しい生活習慣が基本です。
そして、脇の黒ずみが解消しても、専用クリームでのケアは習慣づけておくことを強くおすすめします。
同じ生活をしていれば、またすぐに脇の黒ずみは再発してしまいますから。