どんなに素敵な洋服を着ていても、ばっちりメイクが決まっていても、脇が黒ずんでいたり、鳥肌になっていたり、ニオってしまっていたら、どんな美女だって台無し。
でも、脇のトラブルに悩む女性はとっても多いんです。
今回は脇のトラブルを3つに分けて、ケア方法や改善方法、その原因についてもまとめます。
どうにか暑い季節も快適に、そしてノースリーブを着れるようにしてちょうだい~。
脇トラブルの原因
脇という部位は、とても汗腺が多く、ニオイの元となるアポクリン汗腺も多いため嫌なニオイがすることも。
そして、脇にはムダ毛が生えてしまうということも、様々な脇トラブルの原因を生み出しています。
ムダ毛が伸びていたりすれば尚、雑菌の繁殖がしやすくなるので、きちんと脱毛するのは大前提!
しかし、カミソリや毛抜きなどでの脇毛の自己処理は、肌に傷をつけたり、その傷から最近が侵入してしまうこともあります。
これが多くの脇トラブルを生む原因に。
いままでも散々肌トラブルを起こして、色素沈着も酷くなってるわ。
脇のブツブツ・鳥肌
脱毛ケアをバッチリしても、脇が鳥肌みたいになっているからノースリーブが着れない。
そういう女性、少なくないんです。
日々しっかりと汚れを落とすことが重要です。週に1回~2回はスクラブなどで、角質オフを。
毛抜きでの自己処理をしている人にも、鳥肌状態は多くみられます。
皮脂汚れや角質が溜まることだけでなく、毛抜きによっての自己処理も大きな原因になっています。
腋毛を毛抜きで抜いていると、毛の周りにある「立毛筋」が収縮してしまいます。
これは交感神経の刺激によっておこるもの。
毛抜きで抜くたびに「立毛筋」が収縮を繰り返していると、元々薄い脇の皮膚はなかなか元に戻らなくなっていきます。
こうなってしまうと、脇が鳥肌状態に。
そして毛抜きでの処理で、大きな力がかかると毛穴の中の皮膚も毛穴の外まで出てしまうことがあります。
これが出たままになってしまうのも、鳥肌の原因になります。
毛穴の中の皮膚は、裏返しの袖のようになって表へと出てきているので、再び毛穴の中におさまることができないのです。
毛抜きで抜いたらなんだか皮膚みたいなのが一緒についてきて・・・
そうなるとその毛穴の様子がどんどん悪くなるのよね。
そして、日々の脇の汚れにも注意深くケアをしていきましょう。強い力でこするのは逆効果になるので、刺激を与えないように洗いましょう。
鳥肌状態が深刻なら、毛抜きだけでなくカミソリの使用も避けましょう。
脇が真っ黒に!~色素沈着
ふと気が付くと脇の下が真っ黒!
なんだかすっかり色素沈着してしまっている・・・。
脇の黒ずみも、ノースリーブを遠ざけます。
ノースリーブなんて、恐ろしくって着れないわ・・・。
しかし、衣類などによる摩擦もまた、黒ずみの原因になります。脇と限らず皮膚は、刺激を受けるとメラノサイトが活性化してメラニン色素を過剰に生成してしまいます。
これが黒ずみや色素沈着の原因に。
カミソリでの自己処理に限らず、除毛した後のスキンケア不足も黒ずみや色素沈着の原因になります。
カミソリや毛抜き、ワックスや除毛クリームなどを使用した後は、毛穴が開きっぱなしになっていることがほとんど。
しっかりとクールダウンして、十分な保湿ケアをしておきましょう。
そして、黒ずみや色素沈着を気にするあまり、ゴシゴシこすって洗うのは絶対にやめておきましょう。
強い刺激が加わることで、メラニン色素がさらに生成され、脇はますます黒くなってしまいますよ。
こすっていることが更なる黒ずみを生んでいたのね・・・
優しく汚れを洗い流したら、たっぷりと保湿ケアをするようにしましょう。
黒ずんでしまった肌は、剥がれ落ちていくのを待つしかありません。
ターンオーバーを活性化させるためにも、規則正しい生活、食習慣も重要です。
この原因は、多くが埋没毛であることがほとんどです。
そして、鳥肌状態とはまた違い、毛穴に酸化した皮脂や汚れがつまっている可能性も。
本来、毛穴と皮脂腺はつながっています。
そのため、毛穴の中を皮脂が通るのは仕方のないこと。
その上脇はもともと皮脂が多い部位であり、毛穴に余分に余った皮脂が溜まりやすいのです。
刺激を与えないように、しっかりと汚れも落とさなくてはならない手のかかる部位ですね。
バランスよくケアするのが難しいために、黒ずみに悩む女性は多いのです。
顔に使用するものでもいいので、しっかりと皮脂を洗い流すようにしましょう。顔のメイクを落とすときと同様、かわいた状態からやさしく円を描くように皮脂を溶かすイメージで。
脇の汗を止めたい!
脇は汗をとてもかく部位。
上でも書いたように、体のなかでも非常に汗腺が多くあるため仕方ありません。
脇汗ってどうやっても止まらないの!
そして汗の役割もとても大切。
汗をかくことで、私たちは体温調整をしています。
そのため、汗は止めるよりも、きちんとしたデオドラントケアで対応するほうがベターです。
つまり汗自体がニオうのではなく、酸化した汗や皮脂、雑菌の繁殖によって嫌なニオイが生まれているのです。
脇のニオイの原因は、汗の中にある皮脂や脇に棲んでいる菌によって分解されることにあります。
汗をかく→雑菌が繁殖→どんどんニオう、というスパイラルに。
洋服にまで染みてしまうとさらに悪臭となるので、服への汗染みに悩む人は、汗脇パッドを使用するのがおすすめです。
また、脇汗を拭きとるときには、乾いたタオルやハンカチなどは使用しないようにしましょう。
汗を吸収するし、乾いていたほうがいいのでは?
と思う方も多いかもしれませんが、実際は間違い。
汗を完全に拭き取り、水分が脇からなくなれば、体はもっと汗を出そうとします。
これでは、脇汗がよけいに出てしまうことに・・・。
コンビニに駆け込んでタオル買ったことすらあるのに!
乾かせばいいって間違いだったのね。
さらに、脇汗のニオイの原因となる成分自体も、乾いた布では拭き取れません。
汗の水分だけでなく、しっかりとニオイの元を拭き取るためには、濡れたタオルや布で拭くのが理想的。
そして市販のデオドラントシートも活用するといいでしょう。
洋服に染み込まないように汗脇パッドを活用する。
制汗スプレーなどの多用は、毛穴づまりの原因や脇の黒ずみの原因にもなるため、回数を考えてしようしましょう。また、制汗剤やデオドラントアイテムを使用する際には、きちんと脇汗をオフしてから使用しましょう。
汗をかいたままの上塗りは、皮膚のかぶれの原因にも。
脇のトラブルを改善するまとめ
ブツブツ鳥肌、黒ずみ、脇汗。
いずれも女性を悩ませる脇のトラブル。
これらの原因は、多くが間違えたケアによるものです。
脇の皮膚はとてもデリケートなため、脇を綺麗に保つには、清潔と刺激を与えない、この2つがカギになります。
まるで顔の肌のような脇を手に入れて、おしゃれやマリンスポーツを楽しみたいなら、しっかりとしたケアを覚えておきましょう。
カミソリや毛抜きの使用はもちろん、大切なのはアフターケア。
顔に化粧水を塗ったら、脇にも、という習慣をつけましょう。
脇は汗もかきやすいのですが、乾燥もしやすい部位だといわれています。
ブツブツ鳥肌も黒ずみも脇汗も三者三様の悩みではありながら、実はとても深いつながりもあります。
間違えたムダ毛の自己処理、保湿ケア不足、摩擦などの刺激、脇汗の過剰ケア、ゴシゴシ洗い、などはいずれもどの脇トラブルを生んでもおかしくありません。
クレンジングもね。
かつ、しっかりと皮脂汚れは落とし、保湿ケアをする。
ムダ毛の自己処理は丁寧に、アフターケアをしっかりと。
これらをしっかりと守ってみてください。
脇の状態は少しずつでも明らかに改善していきますよ。