脇の黒ずみを消すにはどうしたらいいのー?
去年までの私は、薄着の季節になるたび悩んでいました。
夏はプールにビーチ、そしてノースリーブだって思い切って着たい。
でも、気が付けば脇は黒ずみで真っ黒・・・。
この記事では、私の実際の脇の黒ずみ画像を掲載し、自宅でできる効果的な黒ずみケアをまとめています。
脇の黒ずみ画像は、見苦しいかもしれませんが、脇の黒ずみに悩む方は是非参考にしてみてください。
目次
脇の黒ずみを消すには
脇の黒ずみを消すには、まず自分の脇の黒ずみの原因を知ることが重要です。
脇が黒ずむ原因は、脇の皮膚の色素沈着もしくは毛穴に皮脂や汚れが詰まった毛穴詰まりであることがほとんどです。
これらの脇のトラブルは、私たちが普段何気なくしている日常的な行動でおこっています。
そのため、なぜ脇の黒ずみを起こしているか突き止めることが、脇の黒ずみを消すまでの第一歩。
まずは黒ずみを作るメカニズムについて解説していきましょう。
脇の黒ずみ~色素沈着がおこる原因
脇の皮膚全体が黒ずんで悩んでいる方、その黒ずみを作っているのは紛れもなく「メラニン」です。
メラニンと聞くと、シミを思い出しませんか?
脇の黒ずみの原因となっているのも、同じメラニンによる仕業なのです。
メラニンは、全ての人の肌に存在する色素。
人間は白人から黒人まで幅広い肌の色がありますが、これらの肌の色は肌に含まれるメラニンの量や種類で決まっています。
メラニン生成のしくみ
肌に紫外線を浴びたり、刺激や摩擦を受けると、肌の表皮細胞であるケラチノサイトで活性酸素が作り出されます。
活性酸素の役割は、体内に入り込む細菌と闘うというもの。
しかし、あまりにも活性酸素が増加してしまうと、自分自身の細胞にダメージを与えてしまうことになります。
この際に、「肌細胞」を保護するために作り出されるのが「メラニン色素」です。
メラニン色素は、情報伝達物質によってメラノサイトに信号が送られ、「肌の色を濃く」するために生成されます。
指示をうけたメラノサイトは、チロシナーゼというシミの元になる酵素の働きを活発にします。
そして、チロシナーゼが酸化するとアミノ酸の一種である「チロシン」となり、メラニンへと変化していくのです。
この一連の動きが起こると、メラニンを蓄えた黒ずみ色素が肌の表面にまで押し上げられ、肌表面の黒ずみを作り出します。
こうして生成されたメラニンは、通常の場合であれば肌がターンオーバーして生まれ変わる際に垢として剥がれ落ちていくものです。
ところが、ダメージを受け正常なターンオーバーを行えなくなった肌の場合、メラニンが居座り続け、定着してしまうことになるのです。
脇の黒ずみが起きやすい原因のひとつとして、その皮膚の薄さも上げられます。
体の他の部位に比べても、脇の皮膚はとても薄くてデリケート。
そのため、ちょっとした生活習慣によっても、メラニンを作り出すきっかけを作ってしまいます。
脇の黒ずみをつくる5つの生活習慣
メラニンは、紫外線や刺激、摩擦といった肌ダメージを受けないと、過剰に作り出されることはありません。
脇の黒ずみに悩んでいるのであれば、何かしら大きな刺激やダメージを与えられているということになります。
以下の行為が習慣になっていませんか?
1.脇のムダ毛処理
脇の黒ずみに悩む人の大半は、カミソリや毛抜きでの脇のムダ毛の自己処理経験者です。
特に、全体的な色素沈着に悩んでいる場合、カミソリの使用方法を見直す必要があります。
脇はその形状からも、カミソリを充てても一度では綺麗にムダ毛を剃ることが難しいですよね?
つい、何度もカミソリを往復してしまったり、ムダ毛の生え方に逆らってカミソリを充ててしまうという人も少なくありません。
カミソリが脇の皮膚に充てられる度に、脇の皮膚には大きな刺激が与えられます。
目には見えない小さな傷が付いたり、肌表面をうっすらとけずってしまっていることにもなります。
カミソリでムダ毛処理をすることは、直積的にメラニン色素を生み出し脇の黒ずみを作り出す原因といえるでしょう。
そして、毛抜きでの自己処理は更に脇の肌トラブルの原因になります。
毛抜きによって無理矢理ムダ毛を抜くと、毛穴内部の皮膚がめくれあがって表面に出てしまったり、毛母細胞が分断されてしまい、ひとつの毛穴から何本もムダ毛が生えるようになることも。
そして、皮膚内でムダ毛が成長してしまう埋没毛の原因にもなります。
安易に考えがちな脇のムダ毛処理ですが、これこそが脇の黒ずみの原因であることがほとんどなのです。
2.摩擦
私たちは歩く時、自然に腕を振るものです。
その他にも日常生活のなかで腕を動かす機会はとても多くありますよね。
脇は、その度に衣類によって摩擦を起こしています。
肌は摩擦もとても嫌い、刺激であると認知するため、繰り返される摩擦も脇の黒ずみの原因になるのです。
3.入浴方法
脇の黒ずみを消したいから、とついこすり洗いをしていませんか?
上でも説明したように、摩擦も脇の黒ずみの原因になるので、脇を洗う時には優しく洗うことも重要です。
黒ずみを消したいと思うと、ゴシゴシ洗ってしまいたくなる気持ちもわかりますが、これでは悪循環。
ナイロンタワシの使用はさけ、やさしく洗うようにしましょう。
4.保湿ケアの不足
紫外線や刺激、摩擦の他に、「乾燥」もまた脇の黒ずみの原因になります。
私たちが紫外線にさらされても普通であれば火傷することがないのは、肌のバリア機能によるものです。
バリア機能とは肌を外部刺激から守る機能で、この機能があるためにお風呂やプール、海などに入っても、私たちの皮膚内に全ての水が入り込むことはないのです。
この重要なバリア機能は、乾燥すると低下し、外部刺激によるダメージを受けやすくなります。
しっかりとバリア機能を働かせるために必要なのが保湿ケア。
しっとりと潤った肌は、バリア機能が高まり外部刺激にも強くなっていきます。
脇は汗をかく部位として知られているので、乾燥とは無縁と思われがちですが、実際には汗が蒸発する際に皮膚の大事な水分が奪われやすく皮膚も薄いため、とても乾燥しやすい部位なのです。
ムダ毛処理後や入浴後はきちんと保湿ケアをしておくようにしましょう。
5.ホルモンバランス
妊娠と同時に脇の黒ずみに悩む、という女性はとても多いと言われています。
脇同様、バストトップやデリケートゾーンが急激に黒ずんでびっくりする人も少なくありません。
これらの黒ずみの原因は、ホルモンバランスの変化によるものだと言われています。
女性ホルモンのエストロゲン(黄体ホルモン)は、妊娠すると多く分泌されるようになります。
そうすると、メラニンの分泌量も増えると言われており、黒ずみが出来やすくなるのです。
しかしながら、妊娠による黒ずみは一過性のものであり、ある程度経過すると自然に解消していくといわれています。
ホルモンバランスは、ストレスや更年期、生活習慣の乱れでも変化しますから、妊娠していないのに黒ずみが気になりだした、という人は要注意です。
毛穴詰まりの脇の黒ずみ
メラニンと並んで脇を黒ずませる原因となるのが、毛穴詰まり。
脇には汗腺がとても多く、皮脂の分泌量もさかんなため、毛穴に皮脂や汚れが詰まりやすい部位といえます。
毛穴に詰まった汚れが酸化すると黒くなり角栓になり、ブツブツ黒いものが目立つようになっていきます。
毛穴に汚れを詰まらせたままにしておくと、これも肌にとっては大きな刺激となるため、メラニンを生み出す原因にもなります。
つまり、毛穴トラブルが継続すると、肌を保護しようとメラニンが作り出され、脇全体が黒ずんでいくことにもなるのです。
脇の毛穴詰まりを起こす生活習慣
良かれと思ってしていることが、実は脇の毛穴の詰まりの原因になっているかもしれません。
脇の毛穴詰まりの原因になる生活習慣についても紹介していきます。
1.制汗剤の使い過ぎ
脇の汗を気にして制汗剤を使うという女性は多いものですが、実は使い過ぎも毛穴詰まりの原因になります。
とくにスプレータイプの制汗剤は細かな粒子で汗腺にフタをすることで汗を抑制しているため、ダイレクトに毛穴詰まりの原因になるといえます。
繰り返して制汗剤を使用していると、毛穴詰まりはどんどんひどくなり、普通に入浴時に洗っても落ちなくなってしまいます。
制汗剤はロールオンタイプがおすすめ、そして過度な使用は控えておいた方が無難です。
最近人気のでデオドラントシートも、粉がついているため過度の使用は要注意です。
制汗剤の使用回数は気を付けた方がいいものの、もちろん脇汗を放置するのもよくありません。
脇汗には沢山の皮脂も混じっていますから、放置していると毛穴に皮脂汚れが詰まってしまう原因になります。
脇汗をかいたらなるべくこまめに「湿った清潔なタオル」などで拭き取るようにしましょう。
乾いたタオルで拭くと、さらに脇汗が出やすくなるので気を付けましょう。
2.脇の洗い方
脇の下のムダ毛は太くて濃いものです。
そのため脇の毛穴は他の部位に比べても大きく広がっているのが特徴です。
特に、ムダ毛の自己処理後は、ダメージをうけ毛穴が開きっぱなしになっている可能性もあります。
広がった毛穴に汚れが詰まったまま放置するのは危険行為。
刺激や摩擦を与えないよう、かつ「しっかり綺麗に汚れを落とす」ように脇を洗ってください。
皮脂づまりが気になる場合には、手持ちのクレンジングオイルで優しく毛穴の皮脂を溶かすように洗うのも効果的です。
脇の黒ずみを消すには?すぐに実践したい3つのステップ
脇の黒ずみを消すポイントは、メラニンや毛穴詰まりを解消すること、そしてこれ以上作らないことです。
STEP1:ムダ毛の自己処理を見直す
繰り返されるムダ毛の自己処理が、脇の黒ずみの原因になっていることは明らか。
でも、放置しておくわけにもいきません。
脇の黒ずみを消すには、適切な方法でムダ毛処理をするようにしていかなければなりません。
あくまで自己処理で、という方はカミソリや毛抜きではなく電気シェーバーでのムダ毛処理に変えていきましょう。
電気シェーバーは、最も肌ダメージを与えないムダ毛処理方法です。
必ずシェービングフォームなどを塗ってから使用するようにしてください。
シェービングフォームがない場合は、ワセリンでも大丈夫です。
ポイントは電気シェーバーを何度も往復させず、毛の流れに沿って1回で済ませるということ。
しかしながら、電気シェーバーでは根こそぎムダ毛を処理することができないので、剃り残しに悩まれる方もいることでしょう。
その場合には、やはり脇のムダ毛処理をプロの手にゆだねることをお勧めします。
脇脱毛はどこの脱毛サロンでも、とてもリーズナブルな値段で施術を受けることができます。
脇の黒ずみも、脇脱毛し始めるとどんどん改善していくので、一石二鳥。
ムダ毛の自己処理をやめるのは、脇の黒ずみを消すための近道です。
STEP2:脇汗対策を見直そう
制汗剤の多用を繰り返していると、いつまでも脇の黒ずみを消すことはできません。
肌に負担をかけないためにも、使用回数を減らしたり、肌ダメージの少ないミョウバン水などを使用するのもおすすめです。
また、汗脇パッドを活用したり、インナーの素材を通気性のよいものに変えるなど意識してみましょう。
脇汗のニオイが気になるという人は、食生活も見直してみてください。
肉類やジャンクフード、香味野菜などは汗が臭くなる原因になるので、食べ過ぎに注意しましょう。
STEP3:ワキ専用のクリームで自宅ケア
脇の黒ずみを消すには、美白効果のあるクリームでしっかりと保湿するのが効果的です。
ポイントは、メラニンの生成を抑える作用のある美白成分、そして出来てしまったメラニンの排出を促す美白成分があるクリームを選ぶこと。
クリームを選ぶときには、配合成分もしっかりチェックしておくようにしましょう。
そして、ヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドなどの保湿成分も重要です。
脇の皮膚をしっかりと潤わせるためには、保水力の高い成分が必須です。
美白、保湿、両方兼ね備えているから、顔用のコスメでケアしてもいいの?
と思う方が多いようですが、これは要注意。
脇はムレやすく、雑菌繁殖も起きやすい部位なので、顔用のコスメではちょっと効果が足りません。
脇のケアをするためには、抗炎症作用や殺菌作用も配合された低刺激のクリームを選ぶことがポイントです。
脇の黒ずみを消した効果的な自宅ケア~画像で解説!
ここからは私の実際の脇の黒ずみ画像を掲載し、効果的な自宅ケアを紹介します。
写真はお見苦しいものですので、閲覧には注意してください。
まず、脇の黒ずみケアのビフォーアフター画像をご覧ください。
このように、ケアする前は脇全体が色素沈着を起こし、黒ずみが広がっていました。
ちらほらとムダ毛が生えているのは、「脇の黒ずみを消す!」と決意してから、問題である脇のムダ毛処理を休んだからです。
とにかく、長年繰り返していたカミソリと毛抜きによるムダ毛処理をやめることからスタートしました。
私がこの時点ではじめたのは、
1.脇のムダ毛処理を休む(カミソリ・毛抜きの使用をしない)
2.脇専用のクリームで保湿ケア
です。
使用したワキ専用のクリームはこちら。
ポイントは、配合されている成分、そして配合バランスでした。
脇の黒ずみを消すために、必要とされる成分がぎっしりと配合されています。
しかも、医薬部外品なのでその有効成分の効能はお墨付き!
脇の黒ずみケアに必要な、保湿、美白効果、抗炎症作用をしっかりと抑えた成分配合になっています。
そして、デオドラント効果もあるため、制汗剤も使用しなくてOK。
黒ずみの原因になる制汗剤の使用は、私の中でも悩みでした。
黒ずみは嫌だけど、薄着にならなければわからない・・・
でも、もしも脇汗がニオってしまったら、ニオイは他人にもわかってしまいますからね。
気になるアットベリーのデオドラント効果は、とても優秀です。
私は朝晩2回、アットベリーを塗る様にしていましたが、夜入浴前に脇のニオイチェックをしても問題ありませんでした。
毎回2度塗り、じっくり2ヵ月は継続必須
アットベリーを塗る様になってから1ヵ月。
目に見えて脇の黒ずみが消えるということはありませんでした。
黒ずみ、定着したメラニン色素を排出するには、肌の持つターンオーバーを待たなくてはなりません。
今まで散々、刺激を受け野放しにされていた脇は、1ヵ月やそこらのケアでは改善することはありません。
それでもひたすら、朝晩2回アットベリーを塗り込む日々。
脇の黒ずみを消すことができるかも!
と目の前が明るくなってきたのは丸2ヵ月を目前にしたある日のことでした。
正常なターンオーバーで脇の黒ずみを消す
繰り返し保湿、美白ケアをしていくことで、脇の黒ずんだ皮膚も少しずつ柔らかくなっていきます。
しっとりするようになったな~と自覚してから数日。
なんとなく脇の黒ずみ部分がトーンアップしていることに気が付きました。
そこから繰り返してケアすること更に1ヵ月。
今では脇の黒ずみに悩まされていたことすら、忘れそうな状態にまでなりました。
この時点で、脇脱毛の2回目の照射を受けた後です。
脇脱毛に行く前は事前にシェービングしていくのが基本なので、脱毛サロンに行く前日にだけ脇のシェービングをしていました。
脇脱毛に通う度に生えてくるムダ毛が少なくなっていったので、自己処理もどんどん楽に。
そして日々のアットベリーの自宅ケアでみるみる脇は綺麗になっていきました。
黒ずんで腰を下ろしていたメラニンによる黒ずみも、しっかりとターンオーバーされた、ということですね。
脇脱毛はまだ数回通えば完了。
そして、脇の黒ずみは再発せずに済んでいます。
毎月様々なお得なキャンペーンを展開しているので、以下のバナーから公式サイトをチェックしてみてください。
私が通いだした頃は脇脱毛のみ500円で出来るというキャンペーン中でした。
家庭用脱毛器などを購入するより、ずっとリーズナブルです!
これもやはり日々の自宅ケアのたまもの。
稀に脱毛サロンで施術を受けてから脇が黒ずむという人もいるようですが、それも確実に保湿ケア不足だと思います。
脇脱毛のマシンの光には、皮膚を黒ずませるような原因となるものはないといわれています。
問題は、施術後のケアにあり。
脇脱毛しはじめたからと、放置せずに、日々しっかりと脇専用のクリームで保湿ケアをするようにしましょう。
もしも、脇脱毛に通うのが難しいという場合には、とにかく許す限りムダ毛の自己処理を休むことをおすすめします。
そして徹底的に脇専用クリームでケアすること。
ムダ毛の自己処理の回数が減るだけでも、明らかに脇の黒ずみは改善していくと思われます。
脇の黒ずみを消すには まとめ
脇の黒ずみを消すには、まず原因となるムダ毛の自己処理や生活習慣を改めることが重要です。
そして、肌が正常にターンオーバーできるように、しっかりと毎日ケアすること。
きちんとしたケア方法ができていれば、自宅でも脇の黒ずみを消すことは可能なのです。
3ヵ月も続けられない!
と最初からイヤになっている人もいるかもしれませんが、毎日化粧水を顔に塗らないという女性はほとんどいないのではないでしょうか?
脇の黒ずみを消すには、顔と同じように日々脇もケアしていくことが必要なのです。
そして、一旦脇の黒ずみを消すことができたからといって、再度ケアを怠れば脇の黒ずみが再発する可能性は高いです。
脇はとても皮膚が薄くてデリケートな部位。
顔と同じように、毎朝、毎晩、きちんとケアしてあげましょう。
長年に及ぶ脇の黒ずみを抱えている人は、もう自宅で脇の黒ずみを消すことはできない、と思い込んでいるかもしれません。
でも、原因となる行為、そしてきちんとした有効成分でのケアで、必ず黒ずんだ皮膚も改善していくと思われます。
日々のケアで効果がでず、皮膚科の受診を考えているという人は以下の記事も参考にしてみてください。
根本的に脇の黒ずみを消すつもりなら、皮膚科での治療後も、同じように保湿、美白ケアをしていくことが肝心です。