脇の毛穴が黒ずみ目立っていると悩む方は少なくありません。
主な原因は毛穴の汚れ詰まりや古い角質の蓄積、刺激を与える脱毛、乾燥などが挙げられます。
様々な原因があるので、脇の毛穴をなくすためには原因ごとに合った改善策に取り組むことが大切です。
今回は具体的にどんな改善策があるのか、脇の毛穴をなくす方法7つをご紹介していきましょう。
目次
①脇の毛穴目立ちは丁寧に洗って対策
脇の毛穴がポツポツと黒ずんでいる場合は、毛穴に汚れや皮脂が溜まった状態である可能性があります。
この原因の場合、毛穴に詰まった汚れを取り除けば目立つ毛穴をなくすことが可能です。
ただし、無理に毛穴から汚れを出そうとゴシゴシ洗ってしまうと摩擦によりメラニン色素が増え、色素沈着を起こす恐れがあります。
脇の毛穴をなくすためには、丁寧な洗顔を心掛けることが重要なので、正しい洗浄方法をご紹介しましょう。
定期的にクレンジングをする
毛穴に詰まった汚れや皮脂を取り除く方法として、メイク落とし同様にクレンジングがおすすめです。
乾いた肌にクレンジング剤を優しく馴染ませ、水を少量加えて乳化させて、さらに肌に馴染ませてください。
肌に馴染んだらぬるま湯で洗い流しましょう。
過剰に皮脂を取り除くと保湿力を奪うので、クレンジングは毎日ではなく定期的に行うことがポイントです。
泡立てて洗浄
石鹸やボディソープで脇を洗う場合、スポンジや脇ではなく手のひらで洗うと肌への刺激を軽減できます。
手で洗う場合、石鹸やボディソープをしっかり泡立てるようにしましょう。
泡が毛穴の汚れを吸着してくれるので、手のひらでも十分に綺麗に洗浄できます。
洗い残しの泡が毛穴に詰まると脇の毛穴が目立つ原因となるので、すすぎも丁寧に行ってください。
洗う前に湯船に入り体を温めておくと、古い角質が柔らかくなり汚れが落ちやすくなるのでおすすめです。
タオルで優しく脇を拭く
脇は湿ったままだと雑菌の繁殖を促すので、洗った後はしっかり水気を取り除くようにしてください。
タオルで擦るように拭くと刺激を与えるので、軽く押さえつけて水分をタオルが吸収するように拭くようにしましょう。
使用するタオルも柔らかいものを選ぶと、より摩擦を軽減できます。
②ピーリングで脇の毛穴をなくす
脇の古い角質を落とす方法にピーリングもあります。
古い角質を取り除けば肌のトーンもアップし、毛穴が目立ちにくくなるのです。
ピーリングにはクリニックで行うケミカルピーリングと自宅で行えるセルフピーリングがあります。
セルフピーリングなら、市販のピーリング剤や重曹、クエン酸で行えるので気軽にチャレンジできます。
ピーリングもクレンジング同様に頻繁に行うと肌へ強いダメージを与えてしまうので、週1回程の特別ケアとして実践しましょう。
市販のピーリング剤
スクラブの入ったピーリングジェルやクリームで皮脂や毛穴に詰まった汚れを取り除けます。
使い方は脇の下に適量塗り、優しく円を描くようにマッサージし、ぬるま湯でしっかり洗い流すというものがほとんどです。
重曹のピーリングパック
食用の重曹小さじ1に水を少量何度か分けて加えて、ペースト状にしていきます。
ペースト状の重曹を脇に塗布し、5分程パックしてから洗い流してください。
クエン酸を使用したピーリング
90mlの水に大さじ1のクエン酸を入れて、しっかりかき混ぜていきます。
脇の汗や汚れは軽く洗い流しておき、コットンなどにクエン酸の水を染み込ませ、肌に塗布しましょう。
5分ほどパックして、水で洗い流してください。
③洗った後は保湿をすること
脇の毛穴をなくすためには、保湿でのケアも大事です。
顔と同じように脇も摩擦や脱毛などで乾燥を引き起こすことがあるので、保湿ケアで肌のハリを保つようにしましょう。
入浴後は肌が乾燥しやすいので、顔と合わせて化粧水や乳液・クリームでケアをしてください。
特にクレンジングやピーリングをした場合、肌は乾燥しやすい状態なので念入りにケアすることが大切です。
使用する基礎化粧品はコラーゲン・セラミド・プラセンタなどの潤い成分が豊富なものを使いましょう。
また、低刺激タイプのものを使うと敏感な脇の下の肌にも安心です。
脇の下の色素沈着が目立つ場合は、ビタミンC誘導体などの美白成分を豊富に含む基礎化粧品を使うと良いです。
コットンに美白化粧水を染み込ませ、数分間パックしてケアするのも良いでしょう。
④カミソリや毛抜きを使った脱毛を控える
カミソリを使った自己処理は、刃の刺激で脇が黒ずんでしまいます。
また、毛の断面を切る処理方法なので、断面が目立って脇の毛穴が汚く見える原因になっている可能性があるでしょう。
毛抜きは毛根から抜くことができますが、肌へ強いダメージを与えるだけではなく、毛穴を開く原因となってしまいます。
引き締めや保湿に徹底しないと毛穴が戻らず、開きっぱなしの状態になってしまうでしょう。
また、毛抜きでの自己処理は埋没毛を引き起こす原因となり、それが脇の毛穴を汚く見せている原因かもしれません。
そのため、自己処理での脱毛を控えた方が良いでしょう。
脇の毛穴を目立たせることなく脱毛をするには、サロンやクリニックでのケアがおすすめです。
光脱毛機やレーザー脱毛機はカミソリ・毛抜きを使った脱毛よりも肌へ与えるダメージが少なく済みます。
さらに毛が薄くなったり、なくなったりすることで処理の回数が減るため、色素沈着や埋没毛のリスクが減ってきれいな脇の毛穴を維持しやすい状態にできるのです。
⑤スクラブマッサージで埋没毛を改善
すでに埋没毛ができてしまっている場合は、スクラブマッサージをすることで改善可能です。
スクラブマッサージ用のクリームは市販でも売っていますが、オリーブオイルと塩があれば気軽に行えます。
オリーブオイルには保湿力や美白力、肌のターンオーバーを正常するといった効果があり、クレンジングオイルや美容液にも用いられるほどです。
食用オリーブオイルでも肌に優しいスクラブオイルが作れるので、わざわざ市販のスクラブ剤を買わずとも手軽にチャレンジできます。
作り方とやり方はとても簡単で、オリーブオイル4:塩3の割合で混ぜ合わせ、脇の下を優しくマッサージするように馴染ませていくだけです。
塗布する前に蒸しタオルなどで肌を柔らかくしておくと、強く擦らずとも埋没毛や古い角質を取り除くことができます。
スクラブマッサージをして入浴した後は、乾燥を防ぐためにしっかり保湿ケアを行ってください。
⑥生活習慣や着る服を見直す
脇の毛穴の目立ちは生活習慣や着る服を見直すことでもなくせます。
私生活で脂っぽい食事が中心の場合、皮脂の分泌が通常よりも多くなる傾向があります。
脂っぽい食事は控え、バランスの良い食事を心掛けるだけでも脇の毛穴詰まりを軽減することが可能です。
また、脇の色素沈着が気になる場合、ビタミンCを積極的に取り入れると良いでしょう。
睡眠中は成長ホルモンが最も多く分泌される時期で、肌のターンオーバーとも深く関わっています。
質の良い睡眠を十分に確保することで、綺麗な脇の下の維持にもつながるのです。
脇の黒ずみは摩擦でも起きるので、服と肌が接触した時に摩擦がおきやすいと色素沈着しやすくなります。
体を締め付ける服は肌と布の接触が増えるだけではなく、汗をかきやすいので毛穴詰まりを起こす原因にもなるでしょう。
できるだけ体にフィットする服を着用する回数を減らすようにしてみてください。
⑦専用クリームやクリニックで改善
脇の毛穴や黒ずみを効率よく改善したいのであれば、専用クリームやクリニックでの治療も1つの手段です。
市販の脇専用クリームには、美白成分や保湿成分が含まれているので保湿ケアと同じ感覚で塗れば綺麗な肌に整えられます。
脇に特化したクリームなので、普通の化粧品よりも低刺激なところも利点です。
クリームによって含まれる成分や特徴が異なるので、脇の悩みに合わせて選ぶようにしましょう。
セルフケアでも改善しない場合は、皮膚科や美容クリニックで治療を受けると改善できる可能性があります。
脇の毛穴や黒ずみの状態にもよりますが、レーザー治療や美白成分の浸透、内服薬などで改善していきます。
それなりに大きな費用がかかりますが、医師と相談しながら治療を進められる点がセルフケアにはない安心感を得られる利点です。
クリニックで治療する際は、脇の毛穴の治療や施術実績が多いところを選ぶようにしましょう。
脇の毛穴をなくすことは簡単なことではありませんが、ご紹介した方法を継続して実践していけば綺麗な状態に戻すことが可能です。
ただし、間違ったセルフケアは脇の毛穴詰まりや黒ずみを悪化させる恐れがあるので、正しい方法で丁寧に行うことを心掛けてください。