子どもから大人へと成長する中で、思春期に差し掛かると肌に様々な肌トラブルが表れてきます。
人によって色んな肌トラブルが生じてきますが、鼻の黒ずみに悩んでいる方も多いでしょう。
特に中学生にもなれば周りからの視線も気になって鼻の黒ずみを何とかしたいと考えている子は多いはずです。
そこで今回は、中学生でも気になる鼻の黒ずみはなぜできてしまうのか、そして鼻の黒ずみをとる方法についてご紹介していきましょう。
目次
中学生でも鼻の黒ずみができてしまう原因は?
鼻の黒ずみというと、大人の肌トラブルの印象を持たれる方も多いかもしれませんが、実は中学生でも悩みの一つとなっている肌トラブルです。
なぜ若い頃から鼻の黒ずみができてしまうのでしょうか?
主な原因は3つ挙げられます。
角栓が詰まったことで生じる黒ずみ
鼻の黒ずみができる原因として最も多いのは、毛穴に角栓が詰まることです。
毛穴の奥には皮脂腺があり、ここから皮脂が分泌されてくるのですが、皮脂腺から出た皮脂がそのまま角栓に詰まってしまい表面が空気に触れて酸化することで黒くなってしまいます。
特に思春期は皮脂の分泌量が活発に行われており、皮脂が詰まりやすい状況だと言えるでしょう。
また、角栓が詰まってしまうことで毛穴が広がる要因にもなりますし、毛穴が広がるということは黒ずみが目立ちやすくなることにもつながります。
そのまま放置すると黒ずみが目立つだけでなく、毛穴が塞がれてしまうことで分泌された皮脂が溜まり、ニキビへと発展することもあるのです。
結果的に鼻の黒ずみ以外の肌トラブルを発生させてしまう場合もあるので、角栓が詰まったことで生じた黒ずみは早急に対処する必要があります。
メラニンによって引き起こされる黒ずみ
紫外線に当たると日焼けをして肌も真っ黒になりますが、これはメラニンによって生じる反応です。
紫外線は細胞を壊してしまう力を持っており、肌細胞はそんな紫外線から体を守ろうとメラニンを分泌します。
メラニンが分泌され、褐色になることで紫外線を肌の奥まで通りにくくしてくれます。
もし、鼻を触って黒ずみ部分がザラザラしていなければ、メラニンによる黒ずみと考えて良いでしょう。
産毛による黒ずみ
肌の毛穴と言っても毛は生えていないように見えますが、産毛は生えてきます。
産毛によって鼻の毛穴が黒ずんで見えてしまうことがあるのです。
ただ、角栓の詰まりやメラニンとは違い、ただ産毛やその影によって黒ずんで見えているだけなので、産毛を処理できれば黒ずみはすぐに改善できます。
しかし、産毛を正しく処理しないと毛穴が広がり、黒ずみへと発展してしまう可能性があるので気を付けなくてはなりません。
主に3つの原因をご紹介してきましたが、特に注意すべきなのが角栓が詰まったことで生じる黒ずみです。
多くの場合、角栓の詰まりが原因で鼻の黒ずみとなっているので、今回は角栓の詰まりを取り除く方法をご紹介していきましょう。
中学生でもできる!鼻の黒ずみをとる方法
では、角栓の詰まりによる鼻の黒ずみとるにはどうすればいいのか、中学生でも簡単にできる方法をご紹介していきましょう。
優しい洗顔を心掛ける
まず、毛穴の詰まりを取るためには洗顔が必要となります。
詰まりを取ろうと思った時、ピンセットや爪先で毛穴から取り出す人もいます。
中には毛穴からピュッと出てくる角栓取りがクセになってしまい、ついついやってしまうという人も多いでしょう。
しかし、こうした角栓の取り方は毛穴が広がりやすくなり、黒ずみに加えて毛穴の開きまで気になるようになって後悔につながることも多いです。
そのため、詰まった角栓を取り除きたい場合は洗顔で取り除くようにしましょう。
洗顔する際のポイントをいくつかご紹介していきます。
まずは顔を濡らしていきますが、この時ぬるま湯ですすぐようにしましょう。
冷水だと毛穴の角栓が取りづらくなり、逆に熱湯だと肌に必要な皮脂まで落としてしまうため過剰な皮脂分泌につながってしまいます。
そのため、ぬるま湯ですすぐようにしてください。
泡立てることで手で擦る時の摩擦力を軽減することができ、肌に優しい洗顔が行えます。
洗顔料の中にはポンプ式で泡となって出てくるタイプがあります。
毎日泡立てるのが面倒という方に向いている商品ですが、泡を出すために合成界面活性剤が使われている可能性があり、洗浄力が強すぎて必要な皮脂まで落ちてしまうかもしれません。
できるだけポンプ式で泡が出てくるタイプではなく、普通の洗顔料や洗顔石鹸を活用しましょう。
しっかりとすすいだ後はタオルで水分を拭き取っていきますが、ここでも注意が必要です。
タオルでつい顔をゴシゴシと拭いてしまう人もいますが、せっかく優しく洗顔したのにタオルでゴシゴシと強く擦ってしまっては意味がありません。
タオルで拭く時は基本的に擦らず、タオルを肌に当てるだけで水分を取り除くだけに留めておきましょう。
毎日保湿を心掛ける
過剰に皮脂が分泌していると、つい保湿しなくても良いのでは?と思う人もいるかもしれませんが、実は保湿をしないことで過剰な皮脂分泌となってしまっている場合もあります。
中学生は大人と違い、肌質が異なるため大人のように美容液などを使う必要はありませんが、化粧水・乳液は確実に行い、それでも乾燥が気になるようならクリームを使う程度に留めておきましょう。
化粧水を選ぶ時は、あまり余計な成分が配合されているものよりもシンプルに保湿ができる化粧水を選んだ方が良いです。
例えば、化粧水の中には「美白用化粧水」などもありますが、これはターンオーバーが正常に機能せずシミやそばかすとなってしまった大人が使用するアイテムです。
逆に中学生が美白用化粧水を使ってしまうとニキビなどが作られてしまう可能性もあるので、十分注意しましょう。
乳液は化粧水で保湿した後、水分が蒸発しないようにラップをするためのスキンケア用品です。
乳液を選ぶ時は、保湿成分が配合されていることはもちろん、低刺激性を選んだ方が安心です。
また、鼻の黒ずみだけでなく肌荒れも気になるという人は、肌の鎮静化を図る抗炎症成分が配合されているアイテムを選んでみましょう。
ピーリングの注意点
鼻の黒ずみをとる方法として「ピーリング」が注目されています。
確かにピーリングによって黒ずみを改善させることもできるでしょう。
しかし、ピーリングは元々肌の表面に残った角質層を取り除くために行うものです。
新陳代謝の良い中学生が毎日のように使ってしまうと、肌がボロボロになってしまう可能性もあります。
ピーリングを活用したい場合は、できるだけ週に1回など時間を空けて使うようにしましょう。
中学生でも気になる鼻の黒ずみをとる正しい方法についてご紹介してきました。
基本的に優しい洗顔と毎日の保湿を心掛けていれば、鼻の黒ずみを改善することも可能です。
近年は黒ずみを軽減させる専用クリームなども発売されているため、そういったアイテムを使うことで鼻の黒ずみが改善される場合もあります。
やりすぎには注意しつつ、今回ご紹介した方法を参考に鼻の黒ずみを改善していきましょう。