自然とできてしまう脇の黒ずみを簡単に消したいと思っていませんか?
黒ずみの解消に良いとされるグッズはたくさんあり、その1つが保湿剤として使われるワセリンです。
本当にワセリンで脇の黒ずみが解消されるのか気になっている方は多いでしょう。
今回は脇が黒ずんでしまう原因と併せて、ワセリンで黒ずみを解消できるのかどうかご紹介していきます。
目次
脇が黒ずんでしまう原因
脇の黒ずみは様々な原因から起こってしまいます。
まずは、どのような原因で黒ずんでしまうのかご紹介しましょう。
色素沈着による黒ずみ
皮膚は刺激を受けるとメラニン色素を作り出して、体細胞へのダメージを軽減しようとする機能を持ちます。
例えば、長い時間強い日差しに当たると日焼けをしてしまう仕組みも、紫外線のダメージを軽減するためにメラニン色素が増えて肌が黒くなるのです。
脇は紫外線が当たりにくい場所ですが、服や脱毛による摩擦が刺激となりメラニン色素が増えやすいので、色素沈着により黒ずんでしまいます。
ホルモンバランスの影響
ホルモンバランスは妊娠や不規則な生活、過度なストレス、ダイエットなどが原因で乱れてしまいます。
女性ホルモンの一種であるエストロゲンにはメラニン色素の生成を促進させる作用があるため、エストロゲンの過剰分泌は色素沈着のリスクを高め、黒ずみが起きやすくなるのです。
古い角質や毛穴の汚れ
汗腺が多い脇は汗をかきやすく、毛穴に古い角質や皮脂が詰まりやすいです。
また、デオドラント剤や制汗剤を過度に使用するのも毛穴を詰まらせてしまう原因となります。
毛穴に汚れが溜まると酸化して黒くなってしまうので、脇が黒く見えてしまうのです。
乾燥
脇の皮膚も乾燥を起こすと保護力や代謝が衰えて古い角質が蓄積され、さらに乾燥から守るために皮脂も過剰に分泌されるようになります。
そうなると厚くなった古い角質や毛穴に詰まった皮脂汚れの酸化により、脇が黒ずんで見えてしまうのです。
また、乾燥によってかゆみも生じやすくなり、かいてしまうと皮膚にダメージを与えてしまうので黒ずみの原因となります。
ワセリンは脇の黒ずみに良い理由
ワセリンは脇の黒ずみの解消に良いと言われています。
本当に黒ずみを消すことができるのか、使用の安全性と共に黒ずみの解消に良い理由を見ていきましょう。
ワセリンの原料と安全性
ドラッグストアで手軽に購入できるワセリンは全身に使用できる保湿剤です。
石油由来の油が原料であり、皮膚に塗ると油が保護膜となり内部の水分蒸発を防ぎ保湿してくれます。
石油というと肌に悪いイメージがありますが、皮膚に刺激を与えるミネラル分を除去しているため低刺激で安全性は高いです。
そのため、デリケートな顔や唇、脇に塗っても問題はなく、さらにはヘアオイルの代用としても使用できます。
脇の黒ずみに良い理由
ワセリンが脇の黒ずみに良い理由は、黒ずみの原因となる乾燥を防げるからです。
しっかりと保湿されれば古い角質は定期的に剥がれ落ちるので、柔らかい肌を維持できます。
さらに油成分によって表皮が守られ、肌同士や服の摩擦の軽減にもつながります。
そのため、ワセリンはあくまでも乾燥性の黒ずみ予防に期待できる保湿剤と言えます。
なお、内部からの乾燥が激しい場合はワセリンだけでは保湿が不十分であり、根本的なケアでないと乾燥性の黒ずみの解消は困難なので注意してください。
脇の黒ずみ予防にワセリンを使用する際の注意点
脇の黒ずみ予防としてワセリンを使用する場合、1つ注意点があります。
ワセリンは少量で高い保湿力を発揮してくれるので、なかなか量が減らず長期保存となってしまうケースが多いです。
しかし、古いワセリンの使用はおすすめできません。
酸化した油成分と紫外線が反応すると、日焼けのように強い色素沈着が起きてしまう可能性があるのです。
長期保存しての使用は黒ずみを起こす原因になりかねないので、古いワセリンを予防目的で使うのは避けましょう。
効果的に脇の黒ずみを消す3つの方法
すでに黒ずんでいて悩んでいる方は、ワセリン以外の方法での解消が必要となります。
効果的に脇の黒ずみを消す方法をご紹介しましょう。
ファンデーションで黒ずみをカバー
緊急で黒ずみを消したい場合は根本的な解消とはなりませんが、ファンデーションでカバーすることは可能です。
塗る前に脇の汚れや汗は洗い落として、持ちを良くするため制汗剤を使いましょう。
よく乾いたらファンデーションを脇全体にムラなく塗ってカバーしてください。
ファンデーションはウォータープルーフのリキッドタイプが最適ですが、服に付いてしまう可能性があります。
ノースリーブを着用する際はパウダーファンデーションにし、白など色の付着が目立つものは避けてください。
最近は脇専用のファンデーションがあり、カバーだけではなく消臭や制汗効果があるのでおすすめです。
ファンデーションは落とさないと毛穴詰まりによる黒ずみができてしまうので、クレンジング剤で丁寧に落とし、入浴後は保湿を心掛けましょう。
皮膚科やエステサロンで改善
皮膚科やクリニックでは薬剤を使ったピーリングやレーザーなどの施術で黒ずみを取り除くことが可能です。
ピーリングは医療用の薬剤を使うので、市販のピーリング剤よりも効果は大きいです。
また、レーザーならメラニン色素を壊せるので、何度か施術を繰り返すことで黒ずみの根本的な原因を解消できます。
エステサロンでもブライダルエステや部分メニューに黒ずみケアを取り入れているところが多いです。
皮膚科の施術に比べると効果は控えめですが、続けることで黒ずみは少しずつ薄れていきます。
光脱毛や医療脱毛によりムダ毛の自己処理を減らせば、脇の皮膚に与えるダメージを軽減できるので、結果的に黒ずみの進行を抑えることも可能です。
ただし、皮膚科やエステサロンでの改善は高額になりやすい上に、使用する薬剤と相性が悪いと黒ずみを悪化させる恐れがあるので注意しましょう。
専用のケア化粧品で解消
脇の黒ずみ対策に適した市販の専用ケア化粧品がたくさん発売されています。
黒ずみ専用のケア化粧品であれば、美白成分や保湿成分を集中的に含有しているのでワセリンよりも高い効果に期待できます。
肌に塗っても安全な成分を使用しており、低刺激なので薬剤と違って肌が荒れるなど副作用のリスクが少なく安心して使えることもメリットです。
最近は肌の漂白剤と言われるハイドロキノンを配合したクリームも市販で購入できます。
ただ、ハイドロキノンは黒ずみ専用のケア成分の中でも刺激が強めなので、使用の際は炎症などが起きないか必ずパッチテストしてから使いましょう。
専用のケア化粧品は皮膚科やエステサロンほど即効性はないため、使い続けなければなりません。
しかし、皮膚科やエステサロンに比べて価格はお手頃であり、自宅でケアできるので続けやすいメリットもあります。
脇の黒ずみを予防したいという方は、ワセリンを塗ることで摩擦や乾燥から守り予防することが可能です。
ただし、黒ずみを消す効果は薄いので、別の方法で改善していきましょう。
脇の黒ずみを消す方法にも様々な種類があるため、自分に合っていて続けやすい方法を選んでください。
また、黒ずみができる原因を理解し、悪化させないように対策を取ることも大切です。