脇の黒ずみを自分で治すことを諦め、皮膚科受診を考える人もいるでしょう。
でも、黒ずみ改善治療の入り口ともいえる「皮膚科と美容皮膚科のクリニック選び」も迷ってしまいますよね?
そして黒ずみ治療にかかる値段や使用される薬も気になります。
今回は脇の黒ずみの皮膚科での治療について、使用される薬やかかる値段、そしてしっかりとおさえておいてほしいポイントをまとめます。
目次
脇の黒ずみ治療は皮膚科か美容皮膚科か
一般的な皮膚科でも、美容皮膚科でも脇の黒ずみの治療はできます。
しかし、一般的な皮膚科では稀に「脇の黒ずみ治療は行っていません」というクリニックがあるのも事実。
まずは目当てのクリニックのホームページをチェックしたり、電話で問い合わせておくほうが無難です。
皮膚科と美容皮膚科の違いとは何なのでしょうか?
また治療方法も異なるのでしょうか?
どちらが脇の黒ずみ治療に効果を発揮するのか調べてみました。
※皮膚科やクリニックに通わずして、どうにか脇の→黒ずみを解消したい方にもおすすめ自宅ケアを紹介しています。
皮膚科と美容皮膚科の違い
皮膚科での黒ずみ治療は主に塗り薬によって行われます。
薬代としてかかる値段は、美容皮膚科よりも低額で、治療面での安全性も高いです。
しかし、脇の黒ずみの治療経験は少ない皮膚科が多いです。
また、皮膚の色素沈着による脇の黒ずみは治療ができますが、毛穴づまりなどのブツブツ黒ずみは治療できません。
美容皮膚科は、肌を美しくすることを念頭においた治療を行っています。
脇の黒ずみにおいても治療方法が豊富で、塗り薬の他、即効で効果が期待できる治療方法もあります。
薬代としてかかる値段は、皮膚科よりも高額になります。
色素沈着の黒ずみはもちろん、毛穴のブツブツ黒ずみの治療も可能です。
ただし、安全面においてはクリニックごとに差があるのが実際のところです。
皮膚科と美容皮膚科いずれにおいても、脇の黒ずみ治療は保険適用外になります。
皮膚科と美容皮膚科を選ぶには、脇の黒ずみの原因によって選ぶことが重要です。
脇の黒ずみは、まず全体的にグレーがかる→赤みが出る(炎症)→黒くなると段階をふんで進行していくことがほとんどです。
自分の脇の状態によって、受診する場所を選びましょう。
脇の黒ずみの状態別クリニックの選び方
そのため毛穴の黒ずみ治療には効果がほとんど見られません。全体的にグレーがかっている程度の、初期の脇の黒ずみには皮膚科受診をおすすめします。
色素沈着にはレーザートーニングやイオン導入、毛穴の黒ずみにはケミカルピーリング、埋没毛にはレーザーを使用した脱毛などが行われます。
このように、脇が初期の皮膚の色素沈着によるものの場合には、皮膚科での治療で十分です。
それ以上進行した黒ずみや、毛穴、埋没毛の方は美容皮膚科が適しています。
脇の黒ずみ治療にかかる値段比較
皮膚科、美容皮膚科ともに受けられる脇の黒ずみ治療
ハイドロキノンでの治療には、およそ3カ月から1年程度かかります。
かかる値段は皮膚科で1,500円~3,000円程度、美容皮膚科だと3,000円~6,000円程度です。
ハイドロキノンは、脇の黒ずみの元凶であるメラニン色素を還元して、皮膚を白くします。
一般的な美白成分と比較すると100倍近い美白効果があるといわれており、濃度は法律によって定められています。
一般的な美白化粧品には、2%程度しか含まれていませんが、皮膚科や美容皮膚科で処方されるハイドロキノンは5%程度。
劣化するのが早いという特徴があるため、5gくらいずつ小分けに処方されます。
5gで大体2週間のケアが可能です。
ハイドロキノンは作用が強いので、ヒリヒリしたり痒みを生じる副作用が出ることもあります。
そして使用するのをやめてしまうと、症状がもとに戻ってしまう「可逆性」があるので、治療が終わってもきちんとケアを続けていくことが重要です。
かかる値段は皮膚科で2,000円~3,000円程度、美容皮膚科だと2,000円~8,000円程度です。
トレチノインは皮膚を白くする作用というよりも、肌のターンーオーバーを活性化して古い角質を剥がす効果があります。
脇の黒ずみの色素沈着は、古い角質が溜まっているものなので、表面にある黒ずんだ角質を剥がすことで脇の黒ずみを改善します。
トレチノインの値段は、美容皮膚科の場合クリニックによって差が見られます。
しかしながら皮膚科においては薬として扱われているため、さほど大きな値段の差はありません。
治療開始と同時に6週間ほどは2つの塗り薬を塗ります。
徐々にトレチノインの効果で角質が剥がれだすと、6週目以降からはハイドロキノンのみ塗る、というパターンが多いようです。
皮膚科でも美容皮膚科でも処方されることの多いのがトラネキサム酸です。
トラネキサム酸のみ飲んでいても脇の黒ずみ改善は難しく、ほとんどの場合他の治療方法と併せて用いられます。
かかる値段は、1ヵ月分で3,000円~4,000円程度です。
顔にできるシミ、肝斑治療にも使用される薬で、メラニン生成を抑える働きを持っています。
しかしながら、黒くなってしまった色素を白くする効果はないので、塗り薬と併せたり、美容皮膚科であればレーザーやピーリングと抱き合わせての治療となります。
美容皮膚科で受けられる脇の黒ずみ治療
レーザー治療は、即効で脇の黒ずみを改善したい人に向いています。
通院は5回~10回程度ですみますが、値段は1回に付き8,000円~10,000円以上かかる美容皮膚科などあり、値段に幅があります。
レーザートーニングは、メラニン色素を破壊して脇の黒ずみを改善していく治療方法です。
多少の痛みは伴いますが、肌細胞にはダメージを与えません。
肌にダメージを与えない程度の力のレーザーを照射するため、数回の照射が必要になります。
2週間に1度のペースで通うのが通例です。
トータルで値段を見ると、最大で10万円程度かかることもあるので、事前にしっかりと確認しておきましょう。
ケミカルピーリングは、薬剤を使用してピーリングしていく治療方法ですが、カーボンピーリングは薬剤にレーザーが加わります。
治療にかかる値段も、1回につき10,000円~20,000円と高額になっています。
4回から6回の治療で効果が見られ、色素沈着による脇の黒ずみだけでなく、毛穴に詰まった皮脂汚れなどもきれいにすることができます。
そして開ききった毛穴も小さくなる、肌の乾燥が抑えられるなどのメリットもあります。
カーボンピーリングの治療は、とても短期で治療が終わり、脇の状態を綺麗にすることが可能です。
大半の美容皮膚科では、ケミカルピーリングの倍程度の値段設定になっているようです。
ネックは値段の高さ、というところです。
ケミカルピーリングは薬剤によって肌をピーリングする治療方法です。
薬剤はいくつか種類があり、脇の黒ずみの状態によって組み合わせて使用したり、濃度を変えたりして対応します。
・サリチル酸
毛穴づまりの黒ずみに使用されることが多く、水溶性が高く毛穴に詰まった皮脂汚れ、角栓を溶かして皮膚を改善します。
・グリコール酸
毛穴のブツブツ、色素沈着に使用されることが多く、皮膚の表面の古くなった角質を剥がし色素沈着の元となるメラニンを排出します。
・乳酸
色素沈着の初期症状に使用されることが多く、メラニン生成を抑える作用があります。
ケミカルピーリングを行う際には、皮膚に傷がないかを確認しておきましょう。
目に見えない傷でも、肌トラブルを起こす原因となるため、ケミカルピーリング前のカミソリの使用や、スクラブの使用は避けましょう。
イオン導入のみでの脇の黒ずみ改善は困難です。
他の治療方法と併せて用いられます。1回に付き6,000程度が相場で、浸透しにくいビタミンCなどの美肌成分を皮膚の内部まで浸透させる治療方法です。
直接、美容成分を皮膚に塗るのと比較すると、イオン導入では30倍以上もの浸透効果があります。
しっかりと美肌の有効成分が浸透することにより、皮膚の奥底に潜んでいるメラニン色素にもアプローチすることができます。
痛みもなく、美肌づくりには最適な治療ですが脇の黒ずみにはケミカルピーリングや塗り薬との併用が必須です。
脇の黒ずみ治療のクリニック選びのポイント
最後に、脇の黒ずみ治療を受けるクリニック選びの際におさえておきたいポイントをまとめます。
最近では、どこの皮膚科も美容皮膚科も公式サイトを持っていることがほとんどです。
まずは、医師のプロフィールをしっかりとチェックしておきましょう。
そして、サイト内に症例写真や症例数が明記してあるクリニックは、実績もわかりやすく安心です。
また今までの経歴や経験などを知るポイントにもなります。
治療にかかる値段においても、明確であるクリニックを選びましょう。
コースを設けている美容皮膚科や、1回ごとの治療料金のみ載せているサイトも多いので、しっかりと事前に確認しておきましょう。
皮膚科での治療後は
皮膚科や美容皮膚科で、脇の黒ずみを治療したからもう大丈夫!
と以前と同じ生活習慣を繰り返していると、再度脇の黒ずみは出てきてしまいます。
皮膚科への通院中も、治療が終了した後も、きちんとしたケアをしていくことを心がけましょう。
脇の黒ずみの原因をもう一度おさらいしておきましょう。
脇の黒ずみに悩んでいる大半の人は、脇のムダ毛の自己処理の経験があるはずです。
カミソリで安易に自己処理を繰り返していると、皮膚には相当な刺激とダメージが与えられています。皮膚は刺激を受けるとメラニン色素を大量に作って、皮膚自身を守ろうと動き出します。
その結果がカミソリなどによるムダ毛の自己処理。カミソリでどうしても剃りたいのなら、刃は新しく清潔なものを使うこと、そして必ず皮膚が完全に乾いた状態では使用しないこと。
カミソリの刃を何度もあてなおして剃るのもNGです。
かといって、入浴時にカミソリを使ってムダ毛処理をすると、肌がふやけている状態のためとても傷がつきやすくなります。
カミソリでの自己処理はお風呂を上がって一息ついたくらいが実はベストな状態です。
実際には、ムダ毛処理にはカミソリも毛抜きも使用してほしくはありません。
いずれも脇の黒ずみを作る要素だらけだからです。
同じカミソリでも電気シェーバーであれは、肌への負担がぐんと少なくなるのでおすすめです。
また、剃った後は十分に保湿をするようにしましょう。
脇はとても皮膚が薄いのに、衣類などの摩擦もおきやすい部位です。
そのため、皮膚は衣類や下着によっていつのまにか摩擦という刺激を受け続けています。
肌への摩擦もメラニン色素を大量に生成する原因になります。
キツメな衣類や下着は遠ざけるようにしましょう。
そして、汗をかきやすい脇はその反面でとても乾燥しやすいので、日々の保湿ケアは忘れないようにしましょう。
肌の乾燥が続くことも、黒ずみ悪化の原因になります。
皮膚にダメージや刺激を与えることも脇の黒ずみの原因ではありますが、きちんと毛穴汚れが落ちていないと、毛穴づまりや角栓によってブツブツとした黒ずみを生む原因になります。
角栓やブツブツした毛穴が気になる人は、クレンジングなどを利用して毛穴に詰まった皮脂汚れをやさしく溶かして落とすようにしましょう。
スクラブ剤なども週1回程度なら使用するといいでしょう。
ブツブツが気になるからといって、毎日スクラブ剤を使用したりこすってゴシゴシ洗うと、黒ずみは悪化するので気を付けましょう。
この3大原因を頭に入れて、しっかりと自分でも脇のケアを続けていきましょう。
脇の黒ずみには、美白効果の高いクリームなども効果的です。
また黒ずみケアに特化した製品もあるので、日常の脇のケアに使用してみてください。
皮膚科に行かずに自宅で黒ずみをケアするには
皮膚科や美容皮膚科は、通うという時間的な問題、そして金銭的にもどうしても高額な治療費が必要になってしまいます。
通うことでしっかりと黒ずみを解消できることはわかっていても、全ての人がすぐ実行できるものでもありません。
黒ずみ解消ケアクリーム:ピューレパール
ピューレパール初回2,750(税抜)円 |
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美白成分 |
保湿・抗炎症成分 |
総合評価 |
プラセンタエキス・グリチルリチン酸2K・ビタミンE | 米ヌカエキス・ヒアルロン酸・セラミド・コラーゲン | スキンケア大学にも掲載されアトピー肌の黒ずみにも使用可能。 保湿効果がとても高く、美白成分も配合。 メラニンによる脇の黒ずみのターンオーバー正常化に効果あり。 |
ピューレパールは脇だけではなく、全身の黒ずみが気になる部分に使うことができます。
ヒアルロン酸やプラセンタ、コラーゲンなどの保湿成分がしっかりと配合されており、黒ずみ解消を目的としたビタミンC誘導体、ビサボロールなど、美白成分も配合されています。
ピューレパールの効果的な使い方
ピューレパールは、朝晩2回塗る様にしましょう。
そして、いずれも「2度塗り」するのおがおすすめです。
ピューレパールは、べたつかず浸透しやすいので、塗った後に衣類を着ても不快感はありません。
さらっとしているのに、同様の黒ずみ解消クリームと比較しても保湿効果がとても高いのも特徴のひとつです。
継続してピューレパールを塗ることで、脇の黒ずみの原因でもある外部刺激により生成されたメラニンを、正常なターンオーバーに導くことで徐々に皮膚表面へと押し上げます。
日々のケアを繰り返すことで、脇の黒ずみも自然と剥がれ落ち、元の肌の色を取り戻すことができるのです。
自宅でのクリームケアは、肌のターンオーバー周期を考えると、3ヵ月を目安に継続していくことが必要です。
1ヵ月程度で塗るのをやめてしまうと、黒ずみ解消まで至ることができないので注意しましょう。
皮膚科などでの治療を受けた方にも、ピューレパールでのケアをおすすめします。
治療で一度黒ずみが解消しても、また同じ生活習慣を繰り返していれば脇の黒ずみは再発することに。
一度解消しても、予防ケアは継続しなくてはなりません。
皮膚科や美容皮膚科、クリニックなどで治療が完了しても脇の黒ずみケアが終わることはないのです。
医薬部外品のアットベリーもおすすめです。