ふと気が付いたら脇にニキビが!
脇のニキビは擦れて痛みを伴ったり、ムレて膿んでしまうことも。
潰してしまいたい衝動にかられるけど、色素沈着や黒ずみになるのも怖いものです。
きちんとケアしているつもりでもいつの間にかできているし。
今回は、脇にできるニキビの原因6つや対策、そしてニキビ以外の脇にできるできものについてもまとめていきます。
目次
脇のニキビはなぜできる?脇のニキビの原因6つ
脇の皮膚はもともと薄くてとてもデリケート。
尚且つ、日々の生活の中で体を動かす度に摩擦が起き、皮膚の伸縮も繰り返されています。
そして摩擦による刺激だけでなく、ニキビにも関わってくるのが脇のムダ毛処理。
汗腺が多く、汗をかきやすくムレやすい部位であることも脇にニキビができやすい原因になっています。
こまめに拭けないことが続くと、たしかに脇にニキビができている気がするわ。
乾燥することにより、肌のターンオーバー昨日やバリア機能も低下します。これが原因となり、皮脂汚れや古い角質なども溜まりやすくなるので、ニキビの原因となるアクネ菌が繁殖しやすい環境に。
ニキビの主な原因は皮脂ですが、実は乾燥も原因のひとつです。脇の皮膚も常に適度な水分を持った状態にしておくことが大切です。
乾燥を予防できれば、紫外線から皮膚を守る、ターンオーバー、そしてアクネ菌などを自身の力で防ぐことができるのです。
摩擦による刺激によって、脇の皮膚も炎症を起こしやすくなりニキビを作る原因となることも。
カミソリで安易に自己処理したり、毛抜きで力づくで抜いてしまったり・・・しっかりとムダ毛処理後にケアをしておかないと、毛穴やカミソリで出来た小さな傷から雑菌が入り、ニキビができてしまいます。
これを繰り返すと、脇の色素沈着や黒ずみにもなるので気を付けましょう。
季節を問わず、脇は汗をかきやすいため清潔を保っていないと、毛穴づまりや雑菌の繁殖も起きやすいのでニキビができやすくなるのです。寝ている間も、人間は大量の汗をかいています。
脇がムレないように注意することも、ニキビ予防につながります。
紫外線を多く浴びると脇の皮膚の乾燥やバリア機能の低下は加速してしまいます。
なかなか直接的に紫外線が当たる部位とは考えにくいものですが、実は日焼け止めでのケアなどもしておいたほうがよいのです。
紫外線は脇の黒ずみの原因にもなるので要注意です。
しかし、良かれと思って使っているこの制汗剤こそがニキビの原因となることもあるので気を付けましょう。制汗剤は汗腺をふさいで、脇汗や臭いを予防するもの。
過剰に使いすぎてしまうと、毛穴づまりやニキビの原因になってしまうのです。
脇のニキビの原因は見えてきたわね。
あとは対策を知っておきましょ。
脇のニキビを治すには?
脇のニキビを治すには、まず市販薬などがあげられます。
大きく赤いニキビの原因は大抵アクネ菌が原因なので、抗炎症作用のある軟膏を塗るとよいでしょう。
しかし個数の多いおでこニキビのようなニキビが脇にできた場合には、アクネ菌ではなくマラセチア菌が原因かも。
この場合もマラセチア菌を殺菌できる市販薬があります。
しかし、化膿してしまったり痛みが強い場合には皮膚科の受信も視野にいれましょう。
また制汗剤は一旦使わずに、冷たい濡れタオルなどで脇をケアします。
そして入浴時には、たっぷりの泡でやさしくなでるように汚れをしっかりと落としましょう。
脇のニキビは潰していいの?
脇のニキビは顔などにできるものに比べて大き目であることもよくあります。
どうしても気になって潰したくなる人も多いでしょう。
ダメってわかっていてもニキビって潰したい衝動に駆られるのよね。
本来、ニキビは触らないようにしながら様子を見るのが一番なのですが、赤いニキビの頭に白く膿が見えている時期であれば、消毒した針で穴をあけ膿を出すことも可能です。
しかし、出してよいのはあくまで膿のみ。
爪で押し出して、まわりの皮膚まで壊す原因となるので注意が必要です。
私も経験があるわ。爪で押し出して傷みたいになったこと。
また、脇のニキビを潰すと、その後色素沈着をおこしてしまうこともあります。
なるべく潰さずに治していく方がいいでしょう。
自分で潰して傷のようになった状態で、脇に摩擦が加わればニキビの部分は炎症をおこしてしまうでしょう。
もしどうしても、という場合にはやはり皮膚科で相談してみましょう。
脇のニキビの治し方
ニキビ対策の基本は「清潔を保つ」ということ。
そしてニキビができている間の制汗剤はおすすめできませんが、刺激の少ない化粧品での保湿ケアは怠らないようにしましょう。
入浴後はどうしても水分が蒸発しやすくなるので、お風呂から上がったら早急に保湿ケアを行いましょう。
顔と同じようなスキンケアをしていれば間違いはありません。
また、衣類の素材にも注意してみましょう。
ムレや摩擦を起こしやすい化学繊維は避けて、木綿などを選ぶといいでしょう。
パジャマをオーガニックコットンのものに変えるのもおすすめです。
通気性のよいものを選ぶようにしなくちゃ。
また中からのケアも忘れてはいけません。
睡眠不足や、ストレス、そして便通を整えることも大事です。
ビタミンやミネラルが豊富な食品も積極的に摂りいれていきましょう。
脇のニキビ以外のできもの
脇にニキビができた、と思い込んでいたら違うできものだった、ということもあります。
ニキビ以外で脇にできやすいできものについても知っておきましょう。
しっかり学んでおきましょ。
粉瘤(ふんりゅう)・アテローム
脇にできるニキビとよく似たできものに、粉瘤(ふんりゅう)があります。
これはアテロームとも呼ばれることがあり、主に皮膚の中で老廃物や皮脂がたまってできた良性の腫瘍をさします。
粉瘤(ふんりゅう)・アテロームの多くは、内容物の中心が酸化によって黒くなることが多いです。
脇の毛穴が塞がることで、老廃物や皮脂が溜まってしまうのが原因です。
ニキビととても似ていますが、大きな違いは自然に治らないということ。
そしてしこりとなってしまうことが特徴です。自己判断ではなく皮膚科の受診をおすすめします。
毛嚢炎(もうのうえん)
毛嚢炎(もうのうえん)は、ムダ毛処理が原因となっておこるもので、皮膚が傷つき炎症を起こしている状態をさします。
過度な摩擦を受けている場合にもできてしまうことがあります。
毛嚢炎(もうのうえん)は赤いできものができ、徐々に白い膿が見えてくるのでニキビと似ていますが、形状はニキビとは違い真ん中が凹んでいるものが多いようです。
そしてニキビはアクネ菌が原因ですが、毛嚢炎(もうのうえん)はその他の雑菌によって感染することで起こります。
中にムダ毛が渦巻いて膿んでしまうこともあり、重症化すると治療も必要になります。
脂肪腫(しぼうしゅ)
40代くらいから多くみられるのが脂肪腫(しぼうしゅ)です。
できものというよりも、しこりのようになるのが特徴です。
脂肪腫(しぼうしゅ)は筋肉と皮膚の間に脂肪の塊ができることでおこります。
そのため触るとやわらかく、かゆみや痛みもおこりません。
このまま放置しても問題はないといわれていますが、まれに悪性腫瘍になることもあるので自己判断はやめましょう。
脇にできるできもののなかでも、しこりのようなものはリンパ節は腫れている状態ともとてもよく似た症状なので、受診することをおすすめします。
帯状疱疹(たいじょうほうしん)
一般的に帯状疱疹(たいじょうほうしん)は、背中やお腹に発症することが多いものです。
しかし、その初期段階ではどちらか一方の脇の下に出ることもあります。
赤い発疹、水ぶくれ、また風邪に似た症状がある場合には、帯状疱疹(たいじょうほうしん)を疑ってもいいかもしれません。
帯状疱疹(たいじょうほうしん)は、初期段階で治療を受けることが重要です。
でもなるのは人生に一度とも言われている病気。
脇のニキビ対策まとめ
脇のニキビ、初夏に多くできる人も多くいます。
その原因は、やはりムダ毛の自己処理と湿度の高い中での雑菌の繁殖であることが多いようです。
清潔を保つことを一番に考えなくちゃね。
でも、もちろん保湿も忘れずにね。
夏場で薄着になるから、脇のムダ毛処理をこまめに行う中、気候的にも温度も湿度も上がり、汗の量も増えるのが原因です。
脇汗をかいたと思ったら、デオドラントシートや濡れたタオルでこまめに汗を拭く習慣を。
乾いたタオルで拭くよりも、脇汗対策には効果的なので試してみてください。
そして出来てしまったニキビには、やはりニキビ用の薬を塗ることが効果的です。
かならず、自分で潰さずに時間をかけて治していきましょう。
ニキビを繰り返すと、脇が黒ずんでしまう原因に。
脇は本当に顔と同じくらいケアしてあげなければならないのです。